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[特集]令和4年度決算報告「ポストコロナへ進む1年」(1)

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神奈川県平塚市

令和4年度は3年ぶりに七夕まつりが開かれた他、市制施行90周年を祝う事業も数多く開かれました。新型コロナによる危機から少しずつ経済回復の兆しが見え始めた1年となりました。

■主な事業と決算額
原油価格や物価高騰などの影響を最小限に抑えることに注力しました。また、新型コロナで縮小していた地域活動の再開を後押しする支援や、加速するデジタル化への対応も進めました。

◆産業・まちの活性化
◇担い手総合対策事業
1億1219万円。スマート農業の導入や認定新規就農者への資金、市内3カ所目となるライスセンターの整備などを支援しました。

◇中心市街地活性化推進事業
6億5512万円。令和3年度に着手した平塚駅北口下りエスカレーターを整備し、利用できるようになりました。

◆子育て・教育
◇環境の充実
子どもの未来支援事業47万円。ヤングケアラーなどの支援ニーズが高い子どもへの支援や養育環境などを整えるため、宅食による訪問や子ども食堂などの機能を活用した見守り体制を強化しました。

◇母子保健事業
3億1176万円。医療機関や助産院のケアを受けられる産後ケア事業を開始した他、産後うつ予防アプリの導入や健康診査費用の一部助成をしました。また、妊婦や低年齢期の子育て家庭に寄り添い、伴走型相談支援の充実を図りました。

◇中学校完全給食準備事業
2億6227万円。中学校給食開始に向けて、新たな学校給食センターの整備や給食受入施設の整備に着手しました。

◇小学校施設管理事業
9億4439万円。

◇中学校施設管理事業
4億3645万円。崇善小学校やなでしこ小学校、春日野中学校のトイレの洋式化などをし、教育環境の充実を図りました。

◆災害対策の強化
◇消防車両整備事業
1億4313万円。災害に迅速に対応するため、最新資機材を整備・積載した消防車両3台、救急車両1台と水上オートバイ1台を配備しました。

◇風水害対策事業
3969万円。各種ハザードマップを用いた説明会などで、地域の防災意識向上を図りました。水防体制の充実のために、住民避難用のウレタンボート2艇を配備しました。

◆市民生活・経済活動を守り支える
◇工業振興補助事業
2億5447万円。電気料金高騰の影響を受けた市内事業者に、事業用電気使用料の一部を補助しました。物価高騰やコロナ危機からの経営回復に向けて、事業の継続を支援しました。

◇電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業
12億4380万円。原油価格・物価高騰により影響を受けた住民税非課税世帯などに、給付金を支給することで家計への負担軽減を図りました。

◇多子世帯生活支援特別給付金給付事業
1億7622万円。電力・ガス・食料品等物価高騰による子育て世帯への影響を少しでも抑えることで、子育てや子どもの学習、就労への意欲向上を応援するため、3人以上の児童を養育する世帯に、特別給付金を支給しました。

◆地域活動の再開を後押し
◇中央公民館管理運営事業
1億4845万円。

◇地区公民館管理運営事業
5億2322万円。

◇福祉会館等管理運営事業
3億77万円。

各館の設備を修繕した他、コロナ禍から地域・福祉活動の再開を後押しするため、中央公民館・地区公民館・福祉会館の机や椅子を軽量化しました。

◆脱炭素化を促進
◇中小企業経営支援事業
4259万円。脱炭素設備投資促進補助金をはじめとする脱炭素支援パッケージを創設し、中小事業者の脱炭素化の促進などに取り組みました。

◆企業も進出、新しいまち
ジ・アウトレット湘南平塚の西側には、物流倉庫が並びます

◇ツインシティ整備推進事業
2億9,081万円。平成27年から工事が進められてきたツインシティ大神地区で、令和5年1月に「まちびらき」をしました。まちの中心となる道路や公園が整備され、次々と企業が進出しています。4月には大型商業施設も開業しました。

◆良質な医療を提供
◇病院事業会計
手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」(1億7,163万円)や最新型MRIなどの高度医療機器を導入して地域医療の充実を図りました。

◆市制施行90周年を祝いました
◇軽自動車税賦課事業
339万円。記念事業として、原動機付自転車のご当地ナンバーを交付しました。

◇七夕まつり開催事業
5,751万円。3年ぶりに開かれ
ました。新型コロナ感染症防止対策で県外からの来場者自粛や食べ歩きの禁止を呼び掛け、露店出店などもしなかったため、ごみの削減につながりました。また、大型飾りを掲出している湘南スターモールを歩行者一方通行にするなど、安心・安全でクリーンなお祭りとなりました。

◇総合公園管理庶務事業
2億4,557万円。子どもたちが障がいの有無にとらわれずに誰もが一緒に遊べる場として、インクルーシブ遊具広場を整備しました。周辺園路などの路面改修もしました。

◇市制施行90周年記念事業
85万円。NHKのど自慢を開きました。

◆約14億9,300万円の健全化
市行財政改革計画(2020-2023)を進め、財政健全化に取り組みました。

◇主な取り組みと効果額
歳出を削減:2億966万円
・公共施設延べ床面積の総量縮減…9,154万円
・民間活力の活用による、ひらしん平塚文化芸術ホールなどの運営・維持管理…6,046万円
・地区図書館3館に指定管理者制度の導入…2,306万円

歳入を確保:12億8,396万円
・未利用地の売却・貸付…7億3,325万円
・市税など収入の確保(収納率の向上)…3億4,202万円

問い合わせ:企画政策課
【電話】21-8760

◆デジタル化を推進
◇地域情報化推進事業
3,876万円。市ウェブで引っ越しや結婚などのライフイベントに応じた手続きを案内する「手続きナビ」や、事前に申請・届出書を作成できる「申請書作成支援」を導入しました。高齢者などデジタル技術の活用に不慣れな方に向けたスマートフォンの基本操作を教えるセミナーを開きました。
戸籍及び住民基本台帳事業では、死亡届出時のご遺族の負担を軽減するため、デジタルツールを活用して「ご遺族サポートコーナー」を開設しました。

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