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新たな社会でも歩みを進める平塚…令和5年度当初予算の概要を紹介します(1)

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神奈川県平塚市

■未来への3本柱
子育て支援を中心に、グリーン化やデジタル化への取り組み、地域経済の活性化や超高齢社会への対応などに向けた政策に取り組んでいきます。主な施策や新規・拡充事業を紹介します。

※(新規)は新規事業、(拡充)は拡充事業の内容・金額を示しています

◆1.子育て支援施策を充実
市総合計画改訂基本計画の重点施策に位置付けられている「子育て支援」。未来を担う子どもたちが健やかに育つよう、さまざまな事業を新規・拡充しました。

・(拡充)母子保健事業 8586万円
安心して子育てができる支援体制を充実させるため、産後の母子に対するデイサービス(本紙1面参照)やショートステイを継続します。1月から始まった産後ケアの事業(下記参照)です。
また、妊婦・子育て家庭への相談体制を充実させるとともに、はぐくみ出産・子育て応援ギフトの支給も継続します。同ギフトでは妊娠届出時と出産後2カ月頃にある保健師らとの面談後に、各5万円相当を支給します。

・(新規)(拡充)中学校完全給食準備事業 9億6246万円
令和6年度の中学校完全給食の開始に向け、中学校給食受け入れ施設工事と新たな学校給食センターの整備を進めます。

・(拡充)英語教育推進事業 55万円
生きた英語を子どもたちに教える役割を担う外国人英語指導者(AET)を活用した、イングリッシュイベントを開きます。授業以外で英語に触れる機会を充実させていきます。児童生徒の英語に対する興味・関心を高め、コミュニケーション能力のさなる向上を図ります。

・(拡充)特別保育拡充事業 4526万円
病気中または病気の回復期の子どもを預かる病児・病後児保育施設。看護師・保育士が専用の保育室で子どもを預かります。施設の新規開設に向けて、整備費を支援します。

・(新規)地域療育システム事業 500万円
医療的ケア児支援の充実を図るため、新たに「医療的ケア児等コーディネーター」を配置します。

・(拡充)子どもの未来支援事業 2808万円
ヤングケアラーなどの支援ニーズが高い子どもに対し、見守り強化事業や訪問支援事業を継続し、家庭や養育環境を整えます。

●産後ケア事業
利用申請・承認後に、市から送られる7枚の利用券を使って、対象の施設で受けられるサービスです。母子の健康状態のチェックや授乳・育児の相談など、出産後に医療機関や助産院によるケアを受けられます。
体調の回復・育児の不安を解消できるように支援します。利用方法やサービスの種類・料金、利用できる施設など、詳しくは市ウェブをご覧ください。
利用できる方:市内在住の、出産後4カ月未満(36週6日までに出産した方は修正月齢で4カ月未満)の母親と子どもで、家族などから出産後の支援が受けられない、出産後の体調不良や育児不安がある方。

問い合わせ:ひらつかネウボラルームはぐくみ
【電話︎】59-9570

◆2.グリーン化・デジタル変革への取り組みを強化
令和32年(2050年)までに、市の二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする削減目標を市環境基本計画に掲げています。目標達成に向け、グリーン化の取り組みを進めます。また、デジタル技術を最大限に活用し、市民サービスの向上などを図ります。

・(新規)地球温暖化対策推進事業 71万円
令和4年3月に宣言したゼロカーボンシティを周知するため、市内公共交通事業者が導入するEVバスにラッピング広告を掲載します。

・(新規)中小企業経営支援事業 28万円
「脱炭素設備投資促進補助金」が効率よく活用されるよう、中小企業などに新たに「脱炭素・省エネアドバイザー」を派遣します。同派遣事業、補助金の申請支援をはじめ、自社の二酸化炭素排出量の分析や設備導入計画の策定など、中小企業などの脱炭素・省エネ化に向けたさまざまな課題の解決を支援します。

・(拡充)農道・用排水路整備事業 1023万円
農業を計画的に整備するための基礎となる農道台帳をデジタル化していきます。

・(拡充)行政情報化推進事業 1177万円
市民サービスの向上や業務効率化に向けた業務改革に取り組みます。

・(拡充)担い手総合対策事業 2000万円
農作業の効率化を図る先進農業
機器など、スマート農業の導入を支援します。市の補助制度を利用した事例として、ビニールハウス内のモニタリング機器、農業用ドローン、自動運転田植え機の導入などがあります。

・(拡充)教育の情報化推進事業 354万円
校務支援システムに係る支援員業務を充実させます。

◆3.重点施策も進めます
市総合計画にある「子育て支援施策」「安心・安全に暮らせるまちづくり」「地域経済の活性化」「超高齢社会への対応」の重点施策にも取り組んでいきます。

〇安心・安全に暮らす
日常生活における安心と、災害発生時の安全が確保されたまちづくりを進めます。

・(新規)災害情報伝達事業 267万円
クラウドサービスを利用した新たな配信システムを導入し、災害時における情報伝達の迅速化と、利便性の向上を図ります。

・(拡充)防犯設備整備事業 15万円
迷惑電話防止機能付き機器購入費を補助します。高齢者への特殊詐欺被害を防ぐため、年齢要件を緩和し、補助対象を拡大します。

〇地域の強みを仕事に
地域経済や産業の特性を活用し、市の強みを生かした仕事づくりを進めます。

・(拡充)商店街にぎわい創出事業 289万円
平塚駅北口周辺のにぎわいを生み出すために、同地区への出店を希望する事業者などへ、店舗賃借料・改装費を引き続き補助します。

・(拡充)ツインシティ整備推進事業 2億5160万円
土地区画整理組合へ補助金を交付し、地区内の道路や公園など、都市基盤の整備を進めます。

〇いきいきと暮らす
「人生100年時代」を迎える中で、いくつになっても生きがいを持って、安心して暮らせるまちづくりを進めます。

・(拡充)包括的支援事業 80万円
「認知症の人とその家族への一体的支援プログラム」に取り組む団体(左囲み)の活動を支援します。認知症の人と家族がより良い関係を保ちながら、住み慣れた地域で在宅生活を続けられることを目指します。

・(拡充)成年後見制度推進事業 216万円
成年後見利用支援センターの機能を拡充し、制度の利用を一層促進します。

●認知症の人と家族を支援
現在活動を支援しているのは2団体。SHIGETA(しげた)ハウス(立野町28-27)の平塚カフェandミーティングセンターでは、認知症の人と家族の他、医療介護の専門職やボランティアが参加。対話の中から認知症の人がやりたいことを見つけ出し活動しています。またミーティングセンター音楽ひろばが西部福祉会館(公所868)で開かれています。

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