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ダンボールアートに会いに行こう

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神奈川県平塚市

ダンボールを材料に、生き物をモチーフとした立体作品を制作している玉田多紀さん。作品の魅力と、美術館で開いている展覧会の見所を紹介します。

・玉田多紀さん
造形作家。昭和58年生まれ。多摩美術大学造形表現学部卒業。国内外の展覧会やウインドウディスプレーなどで作品を展示。テレビ出演や動画配信、ワークショップ開催など幅広く活動。

「ダンボールで作られた、生命力あふれる動物などの作品を約130点展示します。玉田さんにとっては、関東の公立美術館で初めての大規模個展です」と話す、美術館の安部沙耶香学芸員。「玉田さんの作品は、着彩せずにダンボールの素材感と色味を生かしたものが多いです。一口にダンボールといっても、実は一つ一つの色合いには微妙な違いがあるのが、作品を見ていただくと分かります」。
作品は、柔らかくもんだダンボールで形を作り、粘土状にしたダンボールを使って細部を作り込んでいます。恐竜やジンベエザメなどの大きな作品は骨組みもダンボールで作られています。
「手のひらサイズの小さな作品から、高さ約3メートル・奥行き5メートルの大きな恐竜の作品までバリエーション豊かです。会期中は2階のテーマホールにも、迫力ある巨大な恐竜が登場します」。
会期中は作品を解説するYoutube(ユーチユーブ)動画を配信します。会場内にある2次元コードから、自分のスマホで閲覧できます。
音声ガイドとしても利用でき、視覚障がいがある方も音で展覧会を楽しめます。また、この展覧会は撮影もできます。

◆不思議な世界を体験しよう
あらゆる世代が楽しめるのも、玉田さんの作品の魅力です。展示の見所を紹介します。

・絶滅危惧種の物語
近年、力を入れている絶滅危惧種がテーマで、今回の展覧会に合わせて制作された新作を多数展示します。

・サカナ部屋
水族館から海に帰されるジンベエザメ、きれいなゴミに囲まれるクジラなど、与えられた環境の中で生きる水の生き物などを展示します。

・体験型展示
足跡をたどる、卵に入る、カエルになりきるなど、体験できる展示もあります。

◆造形作家 玉田多紀
◇ダンボール物語
日時:月曜日と7月18日(火)を除く、9月10日(日)まで 午前9時30分〜午後5時
※7月17日(祝)は開館
場所:美術館
費用:700円、高校生・大学生500円

◆アーティストトーク
◇ギャラリークルーズ
作家と一緒に展示室を巡りながらトークします。
日時:8月19日(土)午後2時〜3時
参加には観覧券が必要です。

◆ミニワークショップ
ダンボールの破片で羽を作ってメッセージを記しましょう。来館した方誰でも参加できます。
日時:午前9時30分〜午後4時30分

◆(同時開催)さとびとみやび 失われた理想郷を求めて
作家たちが地方(さとび)と都市(みやび)を行き来する中で生み出された作品を紹介します。
日時:月曜日と7月18日(火)を除く、9月3日(日)まで
※7月17日(祝)は開館
費用:200円、高校生・大学生100円

◇講演会 湘南の誕生
日時:7月29日(土)午後2時~3時
定員:120人(当日先着順)

問い合わせ:美術館
【電話】35-2111

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