[特集]申告準備を始めましょう(2)

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■所得税は2月16日(金)から
◆税務署
平塚税務署で受け付けます。注意事項やよくある問い合わせ、便利な電子の申告方法などを紹介します。詳しくは、国税庁ウェブをご覧ください。

問い合わせ：国税相談専用ダイヤル
【電話️】0570-00-5901

◆確定申告Q and A
平塚税務署の三木裕太さんに聞きました

◇確定申告が必要な人は?
所得税の確定申告は、毎年1月1日〜12月31日の1年間に生じた所得の金額と、その金額に対する所得税などの額を計算して確定させる手続きです。所得税の計算をして、納税となる場合に、確定申告が必要になります。
納税となる場合とは、その年分の所得金額の合計額が、所得控除の合計額を超え、その超える額に対する税額から、配当控除額・外国税額控除額・源泉徴収税額・予定納税額を差し引いて、残額がある場合です(本紙図参照)。計算には、国税庁ウェブの「確定申告書等作成コーナー」を使うと便利です。
一方で大部分の給与所得者は、年末調整で所得税額が確定し、納税も完了するので、確定申告は不要です。ただし、申告が必要なケース(下記参照)もあります。

確定申告書の第一表確定申告の計算をして判断
(1)各種所得など-(2)所得控除=(3)課税される所得金額
税額((3)×税率)-(4)配当控除額など=残額がある
→確定申告が必要
※詳細は本紙をご覧ください。

給与所得者でも申告が必要なケース：
・給与の年間収入金額が2,000万円を超える
・給与を1カ所から受けている人のケース
給与所得および退職所得以外の所得金額の合計額が、20万円を超える
・2カ所以上から給与の支払いを受けている人のケース
給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、年末調整されなかった給与の収入金額と、給与所得および退職所得以外の所得金額との合計額が、20万円を超える……など。

◇還付申告の期限は?
還付申告は、納め過ぎの所得税の還付を受けられる申告です。確定申告書を提出する義務がない人でも、給与などから源泉徴収された所得税額や、予定納税をした所得税額が、年間の所得金額から計算した所得税額よりも多いときは、確定申告をすることで還付を受けられます。
還付申告書は、確定申告期間とは関係なく、原則、その年の翌年1月1日から5年間、提出できます(本紙図参照)。混雑する確定申告の期間を避けて申告できます。

・令和5年分の場合
還付申告/令和6年1月1日から5年間

◇どこで申告できる?
平塚税務署の令和5年分の確定申告書作成会場(市役所本館1階の多目的スペース)で、相談・申告できます。
2月16日～3月15日の平日と2月25日(日)。受け付けは午前8時30分～午後4時(相談は午前9時から)。混雑回避のため、入場整理券を配ります。会場で配る当日券は状況により早めに締め切る場合があります。できる限り、LINE(ライン)(本紙2次元コード)での事前発行をご利用ください。提出だけの方は、入場整理券は不要です。マイナンバーカードをお持ちの方や、税務署から発行されたIDとパスワードをお持ちの方は、パソコンやスマートフォンで簡単に申告書を作成・提出できます(下記参照)。

◇注意することは?
「住民税に関する事項」の記入漏れに注意しましょう。確定申告書の第二表には、寄附(きふ)金控除額や配当割額控除額などの記載欄があります。該当する項目がある場合、必ず記入してください。例えば、確定申告をすると、ふるさと納税のワンストップ特例制度による申請は無効になります。そのため、記入がない場合、市民税・県民税には適用されません。

・上場株式などの申告をされる方へ
(税制改正)令和5年分(令和6年度分)確定申告から、「上場株式等の配当等」などでは、所得税と市民税・県民税の課税関係を一致させることとなり、異なる課税方式を選択できなくなりました。なお、申告不要または申告分離課税を選択できる「株式譲渡所得」も同じです。詳しくは、平塚市ウェブ(本紙2次元コード)をご覧ください。

◇主な必要書類などは?
(1)マイナンバーカード
(2)所得を証明できる書類。給与や公的年金などの源泉徴収票など
(3)国民健康保険税・後期高齢者医療保険料・介護保険料などの納付額が分かる書類
(4)生命保険料・地震(旧長期損害)保険料の控除証明書
(5)医療費控除の明細書や自己負担額が記載されている医療費通知(医療費の領収書の添付・提示では控除できません)
(6)控除の対象となる寄附金の受領書
(7)事業所得・不動産所得がある方は、収支の分かる書類

・市民税・県民税の申告も同じです
窓口で申告する方で、(1)をお持ちでない方は、番号確認書類の他に、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類を用意してください。

◆自宅などからのeーTax(イータックス)で便利でお特に
(1)税務署に行かずに申告
確定申告期間、24時間利用できます(メンテナンス時間を除く)。
(2)印刷・郵送代がかからない
(3)書面提出よりも早く還付される
1カ月～1カ月半程度かかるのが、3週間程度になります。
(4)添付書類の提出が不要(一部の書類を除く)

◇マイナンバーカード利用でデータを自動入力
アプリ「マイナポータル」と連携して使います。申告に必要な各種証明書などのデータを一括取得し、該当項目を自動入力できます。控除証明書などの集計や、1件ずつ入力する手間が省けます。今年から、自動入力される項目に、給与所得の源泉徴収票(勤め先が税務署にe-Taxで同票を提出している場合)など4項目を追加。どんどん便利になっています。

◇確定申告はスマホでできます
令和4年分の確定申告をした3人に2人がe-Taxで申告人に全国の割合(国税庁より)

国税庁ウェブの「確定申告書等作成コーナー」(本紙2次元コード)で申告書の作成ができます。iPhone(アイフォーン)は「Safari(サファリ)」、Android(アンドロイド)は「Chrome(クローム)」のブラウザを使ってください。

◆会場の混雑緩和にご協力ください
市民税・県民税と所得税の申告期間は、平塚市役所の駐車場が大変混雑します。入館までに時間がかかる場合がありますので、時間に余裕を持ってください。また、郵送や電子での申告もご利用ください。

問い合わせ：庁舎管理課
【電話️】21-9608