■地域の応援が力になる「消防団」
◇市消防操法大会優勝(ポンプ車操法)
第31分団(長井)分団長 ⻆井一行(つのいかずゆき)さん
災害発生時にかかわらず町内の見回りをするなど、消防団は地域の安全を守る役割を担っています。また、私たちが町を守るだけでなく、地域の皆さんから気に掛けてもらっている面もあります。
市消防操法大会においては、私たちの分団が「ポンプ車操法」で連続優勝していることもあり、度々地域から優勝を期待する励みの言葉をいただきます。この期待に応えるために、来年の県大会でも優勝を狙うと共に、地域の安心・安全を守り続けていきたいです。
◇市消防操法大会優勝(小型ポンプ操法)
第37分団(久比里)分団長 臼井孝典(うすいたかのり)さん
幼い頃から父をはじめ、町の消防団員の姿を見て育ったため、消防団員になることは自然なことでした。災害時だけでなく訓練でも、地域の皆さんから感謝の言葉をいただくことがあり、その度にやりがいを感じています。
昨年は「小型ポンプ操法」において全国消防操法大会で準優勝、ことしの市消防操法大会でも連続優勝できました。この結果は家族などの協力が不可欠であり、人と人のつながりの大切さを感じられました。今後も地域のために、災害のないまちづくりに尽力していきたいです。
▽消防団
災害時に活動する「一般団員」と、消防団のPRや火災予防広報活動を主体とする「音楽隊員」として、さまざまな人が仕事や学業の傍らで活動しています。特別職の非常勤公務員のため、災害活動においては公的な活動をすることから、消防団員として守らなければならないことなどが定められています。
▽消防操法大会
定められた消防用機械器具の取り扱いと操作の基本について、その技術を競う大会です。消防ポンプ自動車を使用した「ポンプ車操法」と、持ち運び可能な小型動力ポンプを使用した「小型ポンプ操法」の2種目があります。ことしの市大会で優勝した第31分団・第37分団は来年開催される県大会に出場します。昨年の県大会では第31分団・第37分団がそれぞれ優勝、全国大会では第37分団が準優勝という成績をおさめました。今後の活躍にも期待が高まっています。
問合せ:消防局総務課
【電話】821-6459
■内閣府「社会参加章」受章
◇地域の手助け「支え合い活動」
助け合い粟田 会長 大圃 毅(おおはた たけし)さん
私たちは庭木の剪定(せんてい)などの「日常の力仕事」から、介護保険の申請代行・認定調査立会から「福祉相談全般」まで、広い範囲で地域の皆さんの要請に応えています。無料では申し訳ないと気を遣わせないために、あえて1時間500円(「福祉相談全般」は全て無料)の対価を設定しています。
活動そのものを義務感からではなく、「家でじっとしているよりも、地域の人々や仲間たちと外で活動した方が楽しい」という思いから行っているので、続けることができていると思います。
コロナ禍では活動に制限がある中、ごみ出しなど日常生活に影響する依頼だけは、1日も止めずにずっと受け続けていました。行動制限も解除され、8月から自家用車を使用した買い物代行、買い物荷物搬送を再開しました。今後は通院同行、病院内介助の再開を検討し、依頼者の需要にさらに応えていきたいと思います。
ことしは内閣府の「社会参加章」をいただくことができましたが、これは決してゴールではありません。この先高齢化が進み、福祉相談はさらに増加していくと思います。その需要に対応できるように若手会員を増やす他、福祉相談の体制を強化するために、町内会との連携をさらに進めながら、地域活動を今後も続けていきます。
▽内閣府「社会参加章」
長寿社会において、生き生きとした取り組みを行っている高齢者中心の団体を広く全国に紹介することを目的に、内閣府が表章します。本年度は全国で42団体が「社会参加活動事例」として選定され、本市の団体が受章するのは5例目となりました。
◇支え合い活動
日常生活におけるちょっとした困り事をお互いさまで助け合う「生活支援」と、身近なところで気軽に集える「通いの場」の活動があり、市内では多くの団体が活動しています。こうした「互助」の活動は、住み慣れた地域で暮らし続けるための一助となるだけでなく、活動者の生きがいや介護予防にもつながっています。
問合せ:福祉総務課
【電話】822-9804
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