救急車は、けがや病気などで緊急に治療が必要な人を一刻も早く医療機関に搬送するための車両で、限りある医療資源です。救急車を必要とする人が適正に利用できる体制を整えるためには、市民の皆さんの協力が不可欠です。救急車を呼ぶ時の判断方法などを確認しておきましょう。
■こんな時はすぐに119番!
重い病気やひどいけがなど、緊急性が高い時はすぐに救急車の要請が必要です。高齢者は自覚症状が出にくい場合がありますので、迷ったらかかりつけ医に相談しましょう。
▽頭
・突然の激しい頭痛・高熱
・支えなしで立てない、急にふらつく
▽顔
・顔半分が動きにくい。顔面がしびれる
・笑うと口や顔の片方がゆがむ
・ろれつがまわらず、うまく話せない
・見える範囲が狭くなる
・突然、周りが二重に見える
・顔色が明らかに悪い
▽胸や背中
・突然の激痛
・急な息切れ、呼吸困難
・胸の中央が締め付けられるような、または圧迫するような痛みが2~3分続く
・痛む場所が移動する
▽おなか
・突然の激痛
・血を吐く
・便に血が混ざる。真っ黒い便が出る
▽手・足
・突然のしびれ
・突然、片方の腕や足に力が入らなくなる
▽その他
・意識や返事がない。もうろうとしている
・けいれんが止まらない、止まっても意識が戻らない
・大量の出血を伴うけが
・広範囲のやけど
・冷や汗を伴うような強い吐き気
・物を喉に詰まらせて、呼吸が苦しい
・水に溺れている
・高い所から落ちた
出典:総務省消防庁ホームページ
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