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自治体の皆さまへ

9月9日は救急の日 119番適正利用にご協力を(2)

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神奈川県海老名市

■市の救急出動の現状
▽令和4年の出動件数は過去最多
市の救急出動件数は、年々増加傾向にあります。令和2年と3年は新型コロナウイルス感染症などの影響で一時的に減少しましたが、昨年は過去最多の8475件でした(グラフ1)。ことしも7月31日時点で5020件と、前年を超える勢いです。今後も、高齢化の進展などを背景に救急医療の需要増加が見込まれ、出動件数が増えることが予測されます。


〔グラフ1〕救急出動件数の推移

▽軽症者の搬送が半数以上
昨年出動した8475件のうち、病院に搬送されたのは7627人で、52・3パーセントの人が入院を必要としない軽症でした(グラフ2)。軽症者の一部には「かさぶたを取ったら血が出たから」という人もいます。このような救急要請が増えると、緊急性の高い重症者などの搬送の対応が遅れる可能性があります。


〔グラフ2〕令和4年搬送者の傷病程度

▽現場到着時間は長時間化
市の救急車は消防署本署と、北・南・西の3つの分署にあります。119番通報を受けると現場から一番近い消防署から出動しますが、その救急車がすでに出動している時は他の消防署から出動することになります。近年は到着に時間がかかる傾向にあり(グラフ3)、軽症者からの救急要請を減らすことは喫緊の課題です。


〔グラフ3〕現場到着時間の推移

■判断に迷ったら
緊急性の高い症状か自分で判断できない時は、アプリや電話相談を活用してください。

▽全国版救急受診アプリ「Q助」
消防庁がウェブ版とスマホ版で提供しているアプリです。急な病気やけがをした時の緊急度の目安や対応を、当てはまる症状から知ることができます。

▽えびな24時間健康相談ダイヤル
【電話】0800-300-7925
発熱などの症状のほか健康に関する相談に医師・看護師などの専門相談員が応じます。

▽かながわ小児救急ダイヤル
すぐに医療機関にかかる必要があるかなど、体調の急変などに関する助言を行います。
時間:18時~翌8時
【電話】#8000(プッシュ回線・携帯電話)
【電話】050-3490-3742(ダイヤル回線・IP電話)

■2023えびな救急フェア
日時:9月9日(土)11時~15時(荒天中止)
場所:海老名中央公園

9月9日の「救急の日」に合わせて開催します。車両の見学やなりきり衣装体験、応急手当ての実技体験などを通して救急活動を楽しみながら学べるイベントです。薬や健康の相談コーナーなどもあります。詳細は、市ホームページをご覧ください。

▽エビレンジャーZショー
心肺蘇生法などの救急活動をモチーフにしたショー

▽心肺蘇生法・AED体験訓練
人形で心肺蘇生法を実技体験

▽消防車・救急車の車両展示
なりきり衣装を着て、写真撮影

▽救急車内見学・救急資器材展示
救急車の患者室に乗車体験講習10月から開始

■講習「応急手当WEB講習」
これまで本署で行っていた「普通救命講習」の座学をWEBで受講できます。事前に受講することで、本署での講習時間が1時間短縮されます。実技はこれまでどおり本署で行います。詳細は、市ホームページをご覧ください。

▽普通救命講習〔I〕(応急手当WEB講習対応)
心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の使い方を学ぶ講習。本署での講習時間は2時間。申し込み後、講習日までに座学のWEB講習を受講し、発行される「受講証明書」を持参してください。
日時:10月22日(日)13時~15時
場所:本署
対象:市内在住・在勤・在学の中学生以上の方
定員:先着16人
費用等:無料
申込み:9月5日(火)9時から、市ホームページで他修了者には修了証を交付します。災害発生時などは中止・変更になる場合があります

■トピックス
▽本市初の「指導救命士」が誕生
ことし3月、市消防職員2人が「指導救命士」の認定を受けました。地区のメディカルコントロール協議会や医療機関と連携し、救命士の指導・教育などを行っています。

▽海老名総合病院新棟「西館」完成
救命救急センターと高度検査センターを備えた海老名総合病院の新棟がことし5月に完成。県央地域における救急医療体制が強化されました。

問合せ:警防課
【電話】231-0932

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