■箱根町長 勝俣浩行
明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお喜び申しあげます。
平素は、町行政に対し、町民の皆さまをはじめ議会、関係団体など各方面からのご理解、ご協力をいただき感謝申しあげます。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類となって以降、旅行やイベント等人々の活動が活発に動き始めるなど、コロナ対策の局面は有事から平時へと、次なる段階を迎えた1年でありました。
コロナ禍の影響がまだ大きかった3月には、令和元年東日本台風で被災した国道138号に、待ち望んでいた仙宮洞門が完成し、正に被災の復旧・復興の一つのシンボルとして、本町にとって明るいニュースとなりました。迅速な復旧のため最大限のご尽力を賜りました関係各所に改めて感謝申しあげる次第です。
また、4年ぶりにコロナ禍前に近い形で開催された催し物も多く、各地域のお祭りや文化・スポーツイベントでは、いままでいろいろな制限のなか工夫してきた苦労からの解放感と喜び、そして元気なコミュニティが戻ってきていることを肌で感じ、非常にうれしく感じたところです。
11月の箱根大名行列は、スペシャルゲストをお招きして、湯本を練り歩きました。私も昨年に引き続き、大名として行列に参加いたしました。滝通りでの演技も復活したことで前年より少し長くなった行程では、沿道のお客様から笑顔とともにたくさんのお声がけをいただき、箱根に元気と賑わいが戻ってきていることを実感いたしました。
さて、本年は、北海道洞爺湖町と姉妹都市の提携を結んでから60年、人間でいえば還暦という大きな節目の年を迎えます。ここ数年はなかなか人の行き来が難しいこともありましたが、昨年からは人的交流も活発化してきているなど、このようなタイミングを好機と捉え、今ある絆をさらに深めていきたいと考えており、7月には60年を振り返るとともに、これからの交流を誓う記念事業を予定しています。
「やすらぎとおもてなしのあふれる町-箱根」を町の将来像とする箱根町第6次総合計画の後期基本計画も3年目に入ります。集中と選択、創意と工夫を重ね、官民協働のまちづくりを推進しながら、目指すべき姿の具現化に向けて、さまざまな施策をこれまで以上に積極的に展開してまいります。そして、好調なインバウンドをはじめ、国内外からの観光需要の高まりを追い風に、経済活動のエンジンを効率よく回すことで町内経済の更なる回復を図るとともに、町民の笑顔があふれる、町民の暮らし第一のまちづくりに着実に取り組んでまいります。
結びとなりますが、本年が素晴らしい一年となりますよう、皆さまのご多幸とご健勝を心から祈念しまして新年のあいさつといたします。
■箱根町議会議長 山田成宣
明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、希望あふれる輝かしい新年を迎えられましたことと心よりお喜び申しあげます。
また、日頃から議会に対しまして温かいご支援とご協力を賜り、心から感謝申しあげます。
昨年、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の取り扱いが2類相当から5類感染症に移行されました。3年以上もの長きにわたり、町民の皆さまには、感染拡大防止について、多大なるご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の影響は、観光地である当町にとって、かつてないほどの打撃を受けましたが、現在では、国内旅行や訪日インバウンドを始めとした社会経済活動も徐々に回復してきております。箱根町議会といたしましても、箱根の魅力をさらに発信していき、観光の活性化・町のさらなる発展のために寄与できるよう、皆さまのご協力をいただきながら、ともに取り組んでいきたいと思っております。
本年は、恒例の東京箱根間往復大学駅伝競走が第100回の記念大会となり、年明けとともに選手たちの活気が箱根に元気を与えてくれることと思います。
また当町におきましては、北海道洞爺湖町との姉妹都市提携60周年という節目の年であります。多くの姉妹都市交流を支えてくださった皆さまの努力の賜物であると、改めて心から敬意と感謝を申しあげる次第でございます。これを契機に両町のさらなる発展と繁栄、そして一層の友好関係を末永く築いていけるよう努めてまいりたいと思います。
本年も引き続き、町民の代表として、皆さまの負託に応えるよう、議員一同、全力を尽くしてまいる所存でございます。どうか、議会に対し変わらぬご理解とご指導を賜りますようお願い申しあげます。
また、皆さまにとりましては素晴らしい年となりますことを心から祈念申しあげまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
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