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令和6年度 ミライへはばたく予算

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神奈川県鎌倉市 クリエイティブ・コモンズ

・市の財政情報
今年度の予算は、令和4年度の「ミライツクル予算」、令和5年度の「ミライへ育む予算」の流れをくみながら、「ミライへはばたく予算」として編成しました。
2~3面で掲げた4つの柱に対して、限られた予算をどのように配分するのかを解説します。
(注)1万円未満は四捨五入(グラフは1,000円未満四捨五入。端数調整しています)

■一般会計:744億5,500万円(前年度比+11.5%)
福祉、消防、都市整備や教育など、市の行政運営の基本となる会計です。
今年度は、市営住宅集約化事業、小学校給食室冷暖房設備設置工事、高機能消防指令センター設備更新などの投資的経費の増額などにより、予算規模が約76.9億円増となりました。

◇予算の編成
自主財源の比率が高いほど、自主的で安定的な行政運営ができます

◇歳出:744億5,500万円
・民生費(福祉・医療・子育てなど)305億4,655万2,000円:41.0%
・土木費(道路・河川・公園の整備など)105億892万5,000円:14.1%
・教育費(学校教育・生涯学習など)87億1,816万5,000円:11.7%
・総務費(税務・防災・市役所の運営など)80億2,786万6,000円:10.8%
・衛生費(市民の健康管理・ごみ処理など)69億1,322万円:9.3%
・公債費(借入金の返済)41億2,062万2,000円:5.5%
・消防費(消火・救急活動など)36億3,595万3,000円:4.9%
・その他(商工費・観光費・議会費など)19億8,369万7,000円:2.7%

◇歳入:744億5,500万円
自主財源
・市税(市民税、固定資産税など)364億337万5,000円:48.9%
・繰入金(基金からの繰入金など)51億5,753万6,000円:6.9%
・寄附金17億2,480万6,000円:2.3%
・使用料および手数料など(土地や建物の使用料など)36億6,426万1,000円:4.9%

依存財源
・国庫支出金(国からの補助金など)116億8,766万2,000円:15.7%
・県支出金(県からの補助金など)48億5,568万円:6.5%
・市債(施設の整備費用などに係る借入金)44億5,080万円:6.0%
・地方消費税交付金(地方消費税の県からの交付金)40億5,700万円:5.4%
・地方譲与税など(自動車重量税に係る譲与税など)24億5,388万円:3.3%

■特別会計:529億998万円(前年度比-0.4%)
一般会計とは別に、特定の収入(国民健康保険料や下水道使用料など)によって特定の事業を行うために設けられています。

◇予算の内訳(前年度比)
・大船駅東口市街地再開発事業:2,100万円(+2.4%)
・国民健康保険事業:168億2,310万円(-1.0%)
・公共用地先行取得事業:2億9,080万円(+52.3%)
・介護保険事業:187億6,820万円(-1.0%)
・後期高齢者医療事業:65億4,500万円(+4.8%)
・下水道事業:104億6,188万円(-2.2%)
合計:529億998万円(-0.4%)

■予算に関する素朴なギモンQandA
◇Q.事業内容と予算額はどう決まるの?
市の全ての事業は、本市の将来都市像とそれを実現するための施策の考え方をまとめた総合計画に基づいています。各年度の事業は、総合計画の実施計画(注)を基準に庁内で検討を行い、予算案を市長が作成し、市議会の議決を経て、予算が正式に決定します。
現在、令和8年度からスタートする新たな総合計画の策定を進めています。ワークショップや意見募集の際には、ご意見をお聞かせください(12面参照)。
(注)総合計画の方針を計画的かつ効果的に実施していくための具体的な事業概要を示すもの

◇Q.鎌倉市の財政って大丈夫なの!?
地方自治体の財政状況を測る代表的な指標に「財政力指数」があります。この指標が1以上であれば財政に余裕がある自治体と判断され、本市はこの値が1.075(令和3~5年度平均)となっています。
また、財源不足などへの備えである財政調整基金の残高は約88.3億円(5年度末)で、不測の事態に対する備えも十分であると考えています。
しかし、福祉に関する経費が増加傾向にあるほか、今後は老朽化が進む公共施設の再整備や大規模修繕にも予算が必要となります。財政調整基金を有効に活用しながら、今後も慎重な財政運営に努めていきます。

◇Q.ふるさと寄附金の収支はどうなっているの?
本市のふるさと寄附金の収入額は年々増加傾向ですが、ポータルサイトの利用料や寄附のお礼として差し上げる返礼品代などの必要経費に加え、市民が他の自治体に寄附をしたことによる市税収入の目減りを差し引いて、収支を見極める必要があります。令和4年度の寄附金収入は約24億円で、必要経費などを差し引いても約5,000万円のプラスになり、初めての黒字決算となりました。しかし、5年度は寄附金収入が減少傾向となっています。
今後も寄附者の皆さんに共感していただけるよう、市の取り組みのPRに努めていきます。

令和4年度ふるさと寄附金の収支
・ふるさと寄附金収入:収入額(約24億円)
・諸経費・市民税減額:諸経費(約12.2億円)、市民税減額(約11.3億円)
・約5,000万円プラス

問い合わせ:財政課

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