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【第1特集】シン・かつやま恐竜の森

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福井県勝山市

■市民が楽しみ世界に誇れるかつやま恐竜の森
かつやま恐竜の森(長尾山総合公園)にある福井県立恐竜博物館は、7月14日(金)に平成12年の開館以来、最大のリニューアルを行います。
そして、園内では博物館のリニューアルに併せ、かつやまディノパークでも大規模なリニューアルが行われるほか、恐竜をテーマにした複合遊具の改修、屋根付き広場の整備など園全体の魅力がますます高まっています。
今後もPark‐PFI事業で、かつやま恐竜の森の再整備が進む他、令和8年4月の福井県立大学恐竜学部(仮称)のキャンパス開設に向けた準備が進められるなど、今、大きく変わろうとしている『かつやま恐竜の森』。
今月の特集では、その全容を紹介します。

◇福井県立恐竜博物館リニューアル
・「化石研究体験」
・「大型3面スクリーン」
※特別展開催時を除く

◇Park-PFI事業で再整備
屋根付き広場のほか、宿泊施設、飲食物販施設、遊戯施設を整備予定

◇福井県立大学恐竜学部(仮称)
地層をモチーフにした学部棟

◇かつやまディノパークリニューアル

◇恐竜をテーマにした複合遊具の改修

■Interview~恐竜の「リアル」を追及した施設に
福井県立恐竜博物館
谷川 由美子(たにかわ ゆみこ)館長

今回のリニューアルのコンセプトは「リアルの体感体験」です。新しく増築した「小タマゴ」の建物内には、あたかも恐竜の時代に迷い込んだかのような「体感」ができる大型スクリーン(高さ9m×幅16m×3面)のほか、博物館の研究員が使っているCTスキャンデータの操作や観察、化石クリーニングなどの「体験」メニューをとことんリアルにこだわって作り上げました。
また、常設展示でも日本初公開のミイラ化石を展示するほか、全身骨格を44体から50体に増やしたり、これまでの研究の成果を展示物に反映したりするなど、何回訪れても楽しめる博物館となっています。市民の皆さんもぜひ博物館まで足を運んでいただき、これまでとの違いを発見して楽しんでみてください。
一緒に勝山を盛り上げていきましょう。

■Interview~皆さんに愛される魅力ある公園へ
NPO法人
恐竜のまち勝山応援隊
川尻 進(かわじり すすむ)理事長

今回、恐竜博物館のリニューアルに併せて、かつやまディノパークもリニューアルオープンします。
まず入場ゲートですが、ゲートの位置を変更し、全長12mのカマラサウルスが皆さんをお迎えします。また、新設したヴェロキ館は、巨大昆虫冒険ツアーの発着場だけでなく、全国各地の遊園地でも人気が高い「鏡の迷路」に恐竜が棲む森を融合させた魅力的なアトラクションとなっています。
かつやま恐竜の森は、世界の中でもトップクラスのポテンシャルを持った公園です。市民の皆さんに愛される魅力ある公園であるよう、自然を活用したアクティビティの提供を充実しつつ、いつ遊びに来ても気持ちよく利用していただけるよう、職員一同、精いっぱい整備していきます。ぜひ遊びに来てください。

■Interview~勝山に育てられる恐竜学部(仮称)に
福井県立大学 恐竜学研究所
西 弘嗣(にし ひろし)所長(教授)

現在、福井県立大学恐竜学部(仮称)の令和7年4月開設を目指し準備を進めています。学部棟は、県立恐竜博物館に隣接して整備する計画で、長年、発掘・研究を進める県立恐竜博物館と連携できる体制を整えることができれば、学生にとって大きなメリットになると考えています。
恐竜学部(仮称)では、恐竜はもちろん、地質や土木、防災、観光関連の幅広い人材育成にも注力していく予定です。
また、地元勝山の皆さまと学生が密接に関わりあい、「恐竜学部は勝山が育てた」といってもらえるような雰囲気が作れればと思っています。そして、学生が卒業した後も恐竜や勝山と関わり続けることになれば、新しいコミュニティが形成され、勝山の活性化にも繋がるのではないでしょうか。

◇恐竜学部(仮称)で学べること(一例)
・恐竜学や地質・古気候学などの基礎知識
・コンピューター断層撮影(CT)スキャンやバーチャルリアリティー(VR)などの先端技術によるデジタル古生物学
入学定員:30人を予定

■Interview~民の力で観光先進地へ
勝山市観光まちづくり(株)
今井 三偉(いまい みつい)取締役

恐竜博物館のリニューアルによりこれまでより多くの観光客が訪れます。これをきっかけとして、市内の他の観光施設への誘客、滞在時間の延長など、市内の観光消費額が増える仕組みを作りたいと考えています。そのために勝山ならではの自然や文化といった魅力をコンテンツに昇華する「深堀り」に取り組むとともに、地域の魅力を最大限に生かすことで、観光客の消費額を引き上げ、地域経済を活性化します。
これまでの勝山の魅力の上に、新しい付加価値を生み出せるよう地元事業者の皆さんと一緒に頑張っていきます。

■「恐竜が好き」を伸ばすかつやま恐竜スクール
深石 悠斗(ふかいし ゆうと)さん(福井市)

市内外の小学5年生が恐竜をはじめ、ジオパークや古生物学、地質学などを学んでいます。
小さいころから恐竜が好きで申し込みました。
化石発掘体験ができてとても楽しいです。

■「渋滞」緩和対策 臨時駐車場とシャトルバス
県立恐竜博物館リニューアルオープン後は、渋滞発生が予想されるため、臨時駐車場を開設し、シャトルバスを運行します。
臨時駐車場:道の駅「恐竜渓谷かつやま」隣接地、越前大仏

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