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BACK to the FUKUI あの日の福いいネ!

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福井県福井市

■福井地震から今年で75年
▽昭和23年6月28日
その日は最高気温が30度まで上がり、夏のような蒸し暑い日だったそうです。17時13分(当時はサマータイム。標準時では16時13分)過ぎ、激しい揺れが福井を襲いました。当時の震度階級で最大の震度6(烈震)を記録した大地震で、福井県嶺北北部から石川県加賀南部にかけての被害は甚大なものでした。
昭和20年の福井空襲からの復興途上であり、木造のバラックが多かった福井市街地では、夕飯の調理の火などから燃え広がった炎で、ほとんどの家屋が焼失。焼け野原に逆戻りしてしまいました。
鉄筋コンクリート造りだった「大和百貨店」(中央1丁目)も半壊して大きく傾き(写真01)、福井地震の象徴として広く報道されました。一方、その隣の「酒伊ビル」は持ちこたえ、現在でも三井住友信託銀行福井支店として利用されています。
福井地震は、「災害救助法」が初めて適用された大規模災害でした。災害救助隊が活躍したほか、県内外からさまざまな組織が救援に駆けつけました。空襲に続き、大きな被害に遭った福井市でしたが、多くの援助や市民同士の支え合いにより、まさに不死鳥のごとく、復興を遂げていきます。
写真09は、福井鉄道の車両が全焼した姿。実はこの車両は、その後奇跡的な復活を遂げ、平成9年まで福井のまちを走り続けることになります。現在は「震災電車」として、下馬中央公園に展示されています。
今年は震災から75年の節目の年。災害はいつ発生するか分かりません。災害への備えについて、もう一度考えてみませんか。

※写真など詳細は、本紙またはPDF版12~13ページをご覧ください。

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