今月のテーマ「食の日常・非日常」
■『南極の食卓』
渡貫淳子著(家の光協会)
南極地域観測隊の調理隊員は、約1年もの間、食材の追加調達ができない状況で毎日3食30人分の料理を提供しなければならない。ごみはできる限り少量にして全て日本に持ち帰る。残りご飯はリメイク、アレンジして無駄なく食べ尽くす。一見過酷で特別な状況のようだが、著者は日本の日常とつながっていると言う。南極という非日常の中で見つけた暮らしの工夫を、多数の写真と共に記した一冊。
■『不思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ』
太田さちか著(マイルスタッフ)
親子で作りたい、ちょっと不思議なお菓子のレシピ集。砂糖の性質や、空気の力、重力や温度の違いなどを利用して、科学実験気分で美しくおいしいスイーツを作ることができる。
逆さにしても落ちない「無重力パフェ」、色がきれいに分かれた「層ドリンク」、「溶けないアイス」など、どうやって作ったの!?と、食べる人にも驚いてもらえること間違いなし。
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