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言葉や文化の違いは関係ない!みんな違ってみんなふくい(1)

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福井県福井市

近年、学校や駅、公園など、福井のまちで外国人に出会うことが多くなってきています。福井市に住んでいる外国人の数は年々増加傾向にあり、今や福井市に住む約60人に1人が外国人です。
今回の特集では、外国人の皆さんとの共生に焦点を当て、私たち日本人と同じ「福井市民」として、お互いの文化を受け入れ、一緒に福井のまちを創っていく必要性や重要性について考えます。

▽1 日本に必要な外国人の力
現在、福井市に住む外国人の数は4688人、市の総人口に占める割合は1・83%と過去最高水準です。10年前に比べると約1000人も増加しており、今後もますます増えていくことが予想されています。
国籍別で見ると、ベトナム、中国、韓国・朝鮮などのアジア諸国を中心に年々多様化してきており、現在では67の国と地域の人たちが福井市で生活しています。
このような背景には、外国人の日本文化への関心の高まりや、全国的に進む働き手不足の問題などがあります。平成31年4月、国は法律を改正し、国内での人材確保が難しい農業や漁業、福祉などの分野において、在留資格「特定技能」による外国人の受け入れを許可しました。福井市でも264人の外国人の皆さんがこの制度を利用し、福井市の経済、産業を支える存在として活躍しています。

▽2 異文化と共に生きていく
文化や習慣の異なる日本人と外国人が同じ場所で生活していると、どうしても悩みや問題も生まれます。そこで重要視されるのが「多文化共生」という考え方です。
「多文化共生」とは、お互いの国籍や言葉、文化や習慣などを認め合い、相手を尊重しながら暮らしていくことを意味します。さまざまな国の人たちが共に手を取り合い、一緒にまちを創っていこうという考え方です。
福井市では、「福井市多文化共生推進プラン(第3次)」に基づき、大きく分けて三本の柱(*)のもと、多文化共生社会の実現に向けた各種事業に取り組んでいます。
*行政通訳員の配置などをはじめとする「外国人も安心して暮らせる環境づくり」、国際理解や多文化共生に関する講座の実施などの「多文化共生の地域づくり」、外国につながる子どもへの日本語指導などの「未来を築く人づくり」の三本。


※本文中やグラフで用いられているデータは全て、令和5年4月1日現在のものです。

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