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言葉や文化の違いは関係ない!みんな違ってみんなふくい(2)

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福井県福井市

必見!福井市の「多文化共生のススメ」

多文化共生を阻む大きな要因の一つに、お互いのコミュニケーション不足による誤解や偏見があります。
ここでは、多文化共生の実現に向け、福井市が力を入れている「福井市多文化共生推進プラン(第3次)」の三本の柱を推進するため、「言語」「文化」「教育」の三つの切り口から、市の取り組みを分かりやすく紹介します。

おもてなし観光推進課国際室
山本真由美、竹内祐貴
「福井市の多文化共生は私たちにお任せを!」

■言語のカベをなくす
外国人:ごみの分別などの地域のルール、漢字で書かれていて読めない…
日本人:ごみの分別の情報、回覧板で届けているはずなんだけどなあ…

まず、大きな障壁となるのが言葉の違いです。福井市では、多言語による情報提供と情報伝達手段の確保に取り組んでいます。
その一つが、英語、中国語、ポルトガル語の行政通訳員の配置です。市役所の窓口などでの通訳業務のほか、行政文書や市が発行しているチラシ、パンフレットなどの翻訳も行っています。市役所での手続きなどの際に利用できますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。
ほかにも、多言語情報配信ツール「カタログポケット」での情報発信や、「やさしい日本語*」の講座の開催などに力を入れています。
詳しくはホームページをご覧になるか、お問い合わせください。
*簡単な表現を使う、一つの文を短く簡単にする、振り仮名を振るなど、簡単で外国人にも分かりやすくした表現方法

(例)「明日再度お越しください」→「明日(あした) もう一度(いちど) 来(き)てください」
カタログポケットでは、防災やごみ出しに関することなど、市民の暮らしや生活に直結する情報まで幅広く配信中

福井市行政通訳員
間宮由美子、龍向明、北出夕子

■文化のカベをなくす
外国人:もっとハッキリ言ってくれた方が考えていることが分かるのになあ…
日本人:いつも直接的な表現が多いけど、怒っているのかな…

言語以外にも、生活様式や習慣など、文化の違いが障壁になります。福井市では、お互いの文化を正しく理解してもらうために、福井市国際文化交流大使(FCA)による各種取り組みを進めています。FCAは、福井市の多文化共生、国際化の推進のために、海外の姉妹友好都市などから招き入れた大使です。
小さいころから外国の文化に触れ合い、異文化への偏見をなくす取り組みとして、市内の保育園や幼稚園などでの国際理解講座の開催をはじめ、公民館や児童館などでの「日本の常識・世界の非常識」と題した出前講座の開催などを行っています。
また、地域の行事やイベントなどにも積極的に参加し、多文化理解、国際交流活動にも努めています。FCAの講座を受講してみたい、地区の行事やイベントに呼んでみたい人など、詳しくはホームページをご覧になるか、お問い合わせください。

福井市国際文化交流大使(FCA)
ノア・ハートウィック、タデイ・ラスロ
「8月から新FCAとして頑張ります!」

■教育のカベをなくす
外国人:日本語の勉強で精一杯で、授業についていけない…
日本人:授業中あまり発言しないけど、ちゃんと理解できているのかなあ…

(公社)ふくい市民国際交流協会では、主に外国人の子どもを対象とした学習支援をはじめ、日本人との交流、日本文化への理解促進などを目的とした支援をしています。
協会には約140人のボランティアが在籍しており、外国人の子ども一人一人の性格や特徴に応じた日本語指導や通訳ボランティアを派遣する「外国人児童生徒サポート事業」を実施しています。定期的に運営会議や勉強会を開き、市内各小中学校にいる外国人児童や生徒の情報共有をはじめ、細かいニーズに沿う体制づくりを展開しています。
また、月に2回程度、日本人市民と外国人市民が、それぞれの文化を理解することを目的に、ゲームやクイズを通して日本語で気軽に交流する「しゃべり場」も開催しています。毎回異なるテーマを設け、そのテーマに応じて自由に意見を交わすことで、気軽に国際交流できる機会を確保しています。詳しくはホームページをご覧になるか、お問い合わせください。

(公社)ふくい市民国際交流協会事務局員
辻端聡子さん
「気軽に相談してください!」

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