〔特集〕越前町が取り組むSDGs

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■持続可能なSDGsとは
いま世界は貧困や飢餓、紛争などの発生、教育や男女の格差、気候変動などの課題に直面しています。その課題解決を地球全体で取り組むために2015年に国連で採択された国際目標が「サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ(SDGs)」です。
SDGsには17の目標と169のターゲットが設定されており、2030年までの達成を目指しています。
私たちが暮らす地域や社会を未来に持続させるため、また誰一人取り残さない社会を実現するためには、一人ひとりが意識し、日々の生活の中で行動に移していくことが大切になっていきます。
次の世代が悩むことなく、この豊かな地球で、笑顔あふれた幸せな生活をおくるために、いま私たちにできることを一緒に考えていきませんか?

■日々の生活の中でできること　知らないうちにできていること
地球全体で取り組む国際目標なんて言われると、「大規模すぎて大変そう」と思われるかもしれません。実はそんなことは全くありません。日常生活の中でできるちょっとしたことを考えていきましょう。
例えば「ご飯を残さずに食べる」は3・12に、健康のために「徒歩や自転車で通学・通勤する」は3・13に、電気代節約のために「電気やエアコンをつけっぱなしにしない」は7・13に該当する身近なSDGsで、これも持続可能な社会に向けたワンステップです。
このように、自分のための行動が既にSDGsに貢献していることも多く、達成に向けて気合を入れて行動する必要はありません。一人ひとりのちいさな行動が未来を守り、豊かにする。今日から少しずつ意識し、行動につなげてみませんか。

■ジュナナ・チャレンジ
ーふくいSDGs月間ー
9月1日(金)から10月31日(火)までの期間を福井県独自のSDGsの集中啓発期間として設定し、「ふくいSDGsパートナー」登録企業・団体など多様な主体が、SDGsに関する様々な取組みやイベントなどを県内各地で実施することにより、福井県民のSDGsへの意識を高め、行動の実施を促進することを目的とした「ジュナナ・チャレンジ―ふくいSDGs月間―」が実施されます。
越前町では下記の取組みとイベントがジュナナ・チャレンジ期間中に実施されます。そのほか、県内で実施される取組みやイベントについては特設Webページをご確認ください。

◇子ども服リユースコーナー
織田コミュニティセンター内に常設してあり、不要になった子ども服を回収、必要な人が持ち帰ることができます。

◇食育フェスタ
シイタケのほだ木作りや越前あげの手作り体験などを通して食育を楽しく学び、農水産物が並ぶマルシェで買い物ができます。

◇空き家相談会
町内に空き家を所有している人を対象に、適正管理と予防啓発を図るため、各分野の専門家へ相談できる無料相談会を実施します。

◇環境美化活動
地区内の道路沿いを地元の住民たちで協力して清掃したり、花いっぱいのまちづくり事業で住み良い地域を目指します。

◇ジュナナ献立の実施
地場産の食材を多く取り入れたり、無駄なく残さず食べることを意識した献立を町内小中学校の給食で定期的に組んでいます。

◇いきいき健康フェア
健康測定や健康に関するパネル展示、AED講習、子育て支援に関するブースなどを設けた体験型イベントを実施します。

■地域おこし協力隊吉田さんが注目する「アップサイクル」
こんにちは、地域おこし協力隊の吉田文武です。町内でオリーブの特産化を目指して活動しています。
オリーブなどの果樹は剪定が大切です。その量は一本あたり約3キロになり、その剪定くずをどうするか調べていたところ、本来は捨てられるはずの製品や資源に新たなアイデアによって高付加価値を与えることを意味する「アップサイクル」という言葉を知りました。そこで2月には、講師を招いて「地おこ吉田と学ぶ会」を開催し、地域のみなさんとともに学びました。
今までよりも高い価値を付けた商品へと変えることができるアップサイクルは、私たちの身近なものからでも取組むことができます。そうした発見や生活に取り入れて変わっていくことが私たちに今できることだと思いました。

■ゴー・ゴールズ!すごろくでSDGsを学ぼう
SDGsすごろく「ゴー・ゴールズ」をご自宅で楽しみながら、社会が直面する課題とこれからの未来を考えてみませんか?大人も子供もみんなで楽しめます。
インターネットで遊戯盤や遊び方の説明、コマやサイコロなどの手作りキッド、クイズなどをダウンロードできます。

問合せ先：企画振興課
【電話】34‒8702