新年のごあいさつ(2)

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■越前町議会議長
佐々木　一郎

あけましておめでとうございます。
令和6年の年頭にあたり、越前町議会を代表いたしまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
町民の皆様におかれましては、ご家族お揃いで輝かしい新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
また、日頃より議会への深いご理解と議会活動への温かいご支援、ご協力を賜り、議員一同厚くお礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、令和2年初頭から続いた新型コロナウイルス感染症の影響で、地域活動は厳しい状況が続いておりましたが、昨年5月の2類から5類への移行に伴い、各団体の総会やイベントなどが開催されるようになりました。徐々にではありますが、コロナ禍前の元気で活力みなぎる越前町が戻ってきていると実感しております。
これもひとえに、それぞれの団体や実行委員会、そして、町民お一人おひとりが、努力されたおかげであると感謝申し上げます。
また、令和4年2月から続くロシアによるウクライナ侵略を背景とした国際的な原材料の高騰に加え、円安の影響によりガソリン価格や食料品、生活用品の価格が上昇しており、私たちの生活を取り巻く環境は厳しさを増しております。
さらに、昨年7月には梅雨前線による大雨により全国各地で災害が発生し、本町においても農地などに被害をもたらしました。また、梅雨明け以降、30度以上の真夏日や35度以上の猛暑日が続き、ともに年間最多を更新するなど暑い夏となりました。
9月には織田病院の機能を拡充するため、これまでの医療に加え、住まい・介護・福祉を包括的に支援していくことが可能となる越前町型サービス付き高齢者向け住宅の建設工事が着手されました。
また、未来の越前町を担う子どもたちの活躍も目覚ましく、インターハイでの丹生高校男子・女子ホッケー部のアベック優勝、全国大会での朝日中学校女子ホッケー部の優勝をはじめ、丹生高校野球部が春季県大会で優勝したほか、弓道部、写真部などの文化部も活躍された一年となりました。この他にも、町内の児童、生徒が各種全国大会や北信越大会で数多く入賞されるなど、すばらしい活躍が多く見られた年となりました。令和6年も若い世代の躍動を期待するとともに、「越前町」を全国に発信して頂きたいと願っております。
さて、3月16日には、いよいよ北陸新幹線金沢・敦賀間の開業を迎えます。首都圏や海外などから一人でも多くの観光客が本町へ訪れることを期待しております。
そうした明るい話題の反面、地方交付税の減少など厳しい財政状況が続く中、人口減少の抑制、教育環境および福祉の充実、防災減災の強化、公共施設の老朽化対策など町政が取り組むべき課題が山積しております。
こうした中、町議会の果たす役割は、非常に重要であり、議会改革の一環として、昨年3月の議会定例会から、事務の効率化とペーパーレス化を目指し、議会活動においてタブレット端末を導入しました。今後も、議会改革の足を止めることなく皆様に開かれ、信頼される議会づくりを目指して参ります。
今年も議員一同、使命と職責をしっかりと踏まえ、より良い町づくりに努力傾注して参る所存でございますので、旧に倍してご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
年頭にあたり、町民皆様のご健勝とご多幸を、そして希望に満ちた年となることを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。