■はじめての古墳講座
◆古墳とは?
土を盛って造られたお墓(墳墓)のうち、3世紀から7世紀(古墳時代)に造られたものを古墳といいます。日本全国では約16万基の古墳があるといわれています。
◆どんな形があるの?
古墳の形はさまざまです。日本で1番多いのは円墳です。また、日本最大の大仙陵古墳(大阪府)のような鍵穴の形をした前方後円墳を知っている人も多いのではないでしょうか。
◆中には何が入っているの?
◇被葬者(古墳に埋葬された人)
木や石の棺に入っています。越前の大首長墳では(※)笏谷石(しゃくだにいし)がよく使われます。
※福井市の足羽山で採掘される石材
◇主な副葬品
前期…銅鏡:中国製銅鏡・大型ぼう製鏡(せいきょう)(日本で鋳造された鏡)、石製腕飾類
(「ぼう製鏡」の「ぼう」は環境依存文字のため、かなに置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。)
中期…鉄製武器・武具(甲冑(かっちゅう)・鏃(やじり)・刀剣)
後期…小礼甲(こざねよろい)(乗馬しやすい身軽な甲冑)、馬具、金銅製装身具
◆兜山古墳はどうやって造られたの?
1.現場での検討と設計に基づいた準備作業
2.堀割の排土を内側に盛り上げて墳丘を整形
3.完成直後(葬送儀礼後)の古墳
当時は木製の鋤(すき)を使い、手作業で土を掘って盛っていたとみられます。
一体何人で、何日かけて造っていたのか…想像するだけでも大変な作業ですね。
問合先:文化課
【電話】53-2257
<この記事についてアンケートにご協力ください。>