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「福岡の八女茶発祥600年祭実行委員会」訪問団 中国江蘇省蘇州市を表敬訪問

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福岡県八女市

「福岡の八女茶発祥600年祭実行委員会」訪問団 中国江蘇省蘇州市(呉中区・霊巌山寺)を表敬訪問

■八女茶のはじまり
現中国である明国・霊巌山寺(れいがんざんじ)で禅の修業を終えた栄林周瑞禅師(えいりんしゅうずいぜんじ)が、現在の八女市黒木町笠原に霊巌寺を建立。その後、時の庄屋・松尾太郎五郎久家に、持ち帰った茶の種子を与え製茶技法とともに一般に伝え広めたことが、福岡の八女茶の始まり(1423年)とされ、今年(2023年)で600年を迎えます。
八女市では600年を記念して、八女茶の発展を報告し感謝を伝えるため、福岡の八女茶発祥600年祭実行委員会を主なメンバーとする訪問団を中国へ派遣しました。

■蘇州市・呉中区・霊巌山寺を訪問
7月1日、松尾一秋副市長を団長に、全9人の訪問団が、中国江蘇省蘇州市(こうそしょうそしゅうし)(呉中区(ごちゅうく)、霊巌山寺)を訪問しました。
交流会で呉中区長(顧暁東(こぎょうとう)氏)は「2017年から八女市との友好関係を続けており、両者は訪問を重ね、特に新型コロナウイルスの流行期間中には相互支援を行いました。これらの事例は、お互いが困難な時期を共に乗り越える深い友情を示しています」とこれまでの交流を振り返り、蘇州市副市長(査穎冬(さえいとう)氏)は「今年は日中平和友好条約45周年であり、八女市一行の訪問は特別で重要な意義を持っています」と訪問団を歓迎しました。松尾団長は「八女茶の600年の成長を報告するとともに、心より感謝の意を表します。呉中区をルーツに持つ八女茶を、今後も本市の特産品として大切に育てていくことを誓います」と市長親書を読み上げて手渡しました。
また、霊巌山寺では、霊巌寺(八女市黒木町)で祈願した八女茶(黒木町笠原栽培)を奉納し、先人への感謝と、八女茶のさらなる発展を祈願しました。お寺の関係者に八女伝統本玉露のしずく茶をふるまうと、その深みのある味わいと香りに驚きの表情が見られました。江南茶文化博物館では友好茶会を開催し、呉中区特産の高級茶「碧螺春(へきらしゅん)」と八女伝統本玉露を相互に披露し交流を深めました。

■福岡の八女茶発祥600年祭記念式典
10月28日(土)に行われる「福岡の八女茶発祥600年祭記念式典」では、霊巌寺での八女茶祈願の様子や、霊巌山寺・呉中区訪問の様子などを紹介する予定です。さまざまな茶業関係団体が協力し、600年を記念した催しを通して、多くの人に八女茶の魅力を伝える取り組みを行っていきます。
今回の中国訪問は、八女茶の歴史を振り返るとともに、八女市が誇る「福岡の八女茶」がさらに多くの人に末永く愛されていくことを願う機会となりました。

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