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特集 多文化共生(2)

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福岡県北九州市

■外国人と接する際は…「やさしい日本語」を心がけましょう
「やさしい日本語」とは、外国人にも伝わるよう簡単な言い方に言い換えたり、読みやすい表記に変えたり、相手にとって分かりやすくなるように配慮した日本語のことです。

ポイント(1) 短く言う
▽一文に一つの内容で伝える
例)「この道を真っすぐ行くと、郵便局が見えてくるので、その先を右に曲がります。」
➡「この道を真っすぐ行きます。郵便局があります。郵便局を右に曲がります。」

ポイント(2) 簡単な言葉で言う
▽方言は使わない
例)「これ、知っとお?」
➡「これを知っていますか?」

▽簡単な言葉を使う
例)「今朝」➡「今日の朝」
▽外来語やカタカナ語はできるだけ使わない

ポイント(3) ハッキリ言う
▽二重否定は使わない
例)「分からなくはないです。」
➡「分かります。」

▽あいまいな表現をしない
例)「それは結構です。」
➡「それはいりません。」

■北九州市の多文化共生の取り組み
◆多言語での生活情報の提供
▽生活情報冊子
外国人市民に日本のルールを守って暮らしてもらうために、多言語で生活情報冊子や動画を作成しています。
? ごみの出し方
? 医療保険
? いろいろな手続 など
※生活情報冊子は本市に転入した際に渡しています。

◆市ホームページの多言語化
外国人市民も市政情報を取得しやすいよう、市のホームページを15言語に翻訳しています。
・タイ語版北九州市ホームページ

◆災害時の支援
外国人市民が災害時に適切に行動できるよう、コールセンターの運営や防災ハンドブックの作成を行っています。

▽災害対応多言語コールセンター(22言語に対応)
【フリーダイヤル】0120-803-864
災害時(避難所開設~閉鎖まで)の24時間対応

■外国人をサポート 北九州国際交流協会
【電話】093-643-5931
八幡西区黒崎3丁目15-3 コムシティ3階
開所時間:9~17時30分
休所日:日曜日、祝・休日、年末年始

◆相談件数は年間1100件以上!
多文化共生ワンストップ
インフォメーションセンター

外国人や職場・地域などで外国人と関わる人を対象に、生活情報の提供やさまざまなお困りごとへの相談対応を行っています。

▽黒崎
北九州国際交流協会内
【電話】080-6445-2606
開所時間:9時30分~16時
休所日:土・日曜日、祝・休日、年末年始

▽小倉
小倉北区大手町1-1 小倉北区役所2階
【電話】080-5278-8404
開所時間:9時30分~12時、13~16時
休所日:土・日曜日、祝・休日、年末年始

◆ボランティア募集中!
日本語教室
オンラインによる日本語教室を開催するほか、市内7区15カ所にある市民ボランティアによる日本語教室との連携を行っています。詳しくは協会へ問い合わせを。

◆イベントを開催しています!
外国人と日本人との交流会や、外国人が講師となって、自分の国について英語で語る講座を開催しています。開催時期など詳しくは同協会へ問い合わせを。同協会ホームページでもご覧になれます。
イベントや講座の最新情報は、ホームページまたは本紙の二次元コードからご覧ください。

■言葉、文化・習慣など、さまざまな壁を乗り越えるお手伝いを
例えば、保育所入所のことなら区役所の「子ども・家庭相談係」というように、何か相談したいと思った時には、それぞれ対応する窓口がありますが、外国人にとっては、どこに相談すればよいのかを知ることすら容易ではありません。私たちの役割は、言葉の壁や文化・習慣の違いなど、外国人ならではの障害を軽減し、日本人と同じように問題解決できるよう、相談者一人一人に寄り添うことです。区役所や児童相談所といった関係機関を案内するだけでなく、時には相談者に同行し、通訳のサポートをしながら、担当者に外国人特有の事情や背景を説明するなど、スムーズな解決のお手伝いをしています。
市民の皆さんには、街で困っている様子の外国人を見かけたら「言葉が分からないし…」と身構えず、ぜひ気軽に話しかけてみてほしいですね。通じていないと感じたら、例えば「無料」なら「0円」というように、よりやさしい言葉に置き換えると、自然と会話が広がると思います。
北九州国際交流協会
多文化共生ワンストップインフォメーションセンター
矢野花織 センター長

この特集に関するお問い合わせ:企画調整局国際政策課
【電話】093-582-2146

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