点描 編集後記

28／29

入学式や春のイベント、数年ぶりにマスクが外れた表情に、撮影後の写真選びも大慌て。泣き顔や笑顔、レンズに映るどの表情もキラキラしていて、少しずつ戻ってきた日常を感じる。
進級や異動も重なり、先延ばしになっていた道具の手入れ。その個性豊かな集団の中で、形状も大きさも一際目立つ「博多庖丁」。広報紙の記事がきっかけで、日々の相棒になって早数年。切れ味が落ちた庖丁で、慣れない切り方に少し背伸びして挑むものだから、久しぶりに手傷を負うはめに。傷が治る速度はだんだん遅くなっている気がするが、日々の体感速度は早まるばかり。
体にも切れ味を求めて、流行りに乗って始めた筋トレ。右肩下がりの筋力低下に抗うのは楽ではないが、身近な〝限界突破〟の積み重ねで、これからもカメラ抱えて機敏に立ち回りたい。
(大川)