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自治体の皆さまへ

手に取った瞬間 ほんとの喜びを(1)

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福岡県吉富町

ページをめくれば新しい世界が始まる。赤ちゃんからお年寄りまでが、生涯にわたり読書を通じて喜びを感じ、愛と夢と知性にあふれる心豊かな人たちで広がりますように…今月は読書特集です。生涯にわたり読書を楽しむことができる町をめざし、町が取り組んでいる現場を紹介します。

昨今、子どもは本を読まなくなっていると言われ、読書離れ、活字離れが進んでいるといえます。
「読書についての世論調査」では、1ヶ月に1冊も本を読まない人は約50%と2人に1人の割合でした。一方で、読書時間を増やしたいと思う人が約60%にも上っていることを考えると、本を読みたくても読む機会がない、時間がない、という人が多いのではないでしょうか。
吉富町の小学1年生、4年生、中学2年生を対象に「子どもの読書活動実態調査」を行ったところ、「読書が好き」と答えた小学生は約80%に上るのに対し、中学生は40%に激減しています。
同様に1ヶ月に1冊も本を読まない割合は小学生が約7%と低いのに対し、中学生では約62%と高くなっており、せっかく本が好きだったのにその気持ちや機会が減っているという状況が課題として浮き彫りになっています。

■本を通じて素敵なまちへ
本離れの原因と聞いてすぐに浮かぶものの一つがスマートフォン。スマホがない時代であれば電車に乗っている時間や、友人との待ち合わせの時間に読書をしていたかもしれません。また、仕事や生活様式の多様化、多忙な子育て世代、年々増加する情報量の多さなど、今後はさらに読書をする機会が減る可能性もあります。
そんな中、町では、読書習慣が減少していることが読書時間の減少の要因と考え、図書室、学校、読書ボランティアが連携して、子どものころから読書に親しんでもらおうと「絵本の読み聞かせ」や「ブックトーク」、「ブックスタート」を定期的に行っています。
他にも、小学5年生の図書委員を対象に「読書リーダー養成講座」も毎年開催し、講座の最終日には「読書リーダー」が小学1、2年生の低学年に読み聞かせを行い、交流を図りつつ、読書や読み聞かせのバトンをつないでいます。
本を通じてより一層素敵なまちになるため、このバトンを多世代につなぎ、誰もが生涯にわたり読書に親しみ、本を読み合う喜びを共有できるまち、本で人々が結びつき、愛と知性にあふれた心豊かなまちになるため、「九州一小さな町」は、「九州一読書好きの多いまち」を目指し読書事業の充実や読書環境の整備をさらに進めてまいります。

■よしとみまち読書推進宣言!!
◇7本の柱
・赤ちゃんから大人まで本に親しめる環境づくり
・読書の楽しさを広く伝え、薦める活動
・全ての人に、「その人の本」を「読書バリアフリー」の推進
・家庭や地域、学校や事業所が一丸となった取り組みの推進
・読書環境充実のためのネットワークの強化
・本の魅力を伝える人材づくり
・”読み聞かせ黄金期”幼児むけの絵本の充実

■読書をすることの良いところは何ですか?

■読書をする習慣がありますか?

読書の習慣レポート…(株)オノフの調査から引用

■吉富町子どもの読書活動実態調査
調査期間:令和4年2月

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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