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自治体の皆さまへ

大川に暮らし続ける(1)

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福岡県大川市

市は一人ひとりの暮らしに寄り添い、安心して生活できる地域づくりをめざしています。

■「やりたいことを応援」
「やりたいこと」「やってみたいこと」「昔やっていた経験や特技を生かしたい」そのような思いをつなぎ、年齢や病気に関係なく、活動ができる場をめざし、次のような活動を始めています。

◇「保育園等へつみきをプレゼント」
坂井建具製作所様(向島)より、端材を提供してもらい、ヒノキの良い香りがする『つみき』を作っています。厚さ1cm×幅2cm×長さ15cmの平たい形のつみきの、角や面をやすりで削る仕上げの作業を参加者のみなさんが担っています。木工所で働いていた方、大工だった方も参加されており、木の違いや削るコツなど、お互いに教え合いながら行っています。保育園等へ寄贈をするため、削る際には「ここはもう少し削ったがよかろうね」「子どもが触ってもケガせんようにせなん」と会話しながら進めています。その他に、最近出かけたところの話、数十年前の大川市の様子など、色々な話題で盛り上がり、和気あいあいとした雰囲気です。

◇「お花の刺繡を入れた布巾づくり」
手芸が趣味の方、得意な方、お仕事にされている方、されていた方が集まっています。
余っていた布マスクの糸を解くところから始め、布巾の形に縫い、隅に1か所お花の刺繡を入れています。「糸は何本取りがいい?」「ここはどうやって縫う?」と作業の一つ一つも、みなさんで決めて進めている会です。使用する糸の配色など、みなさんのセンスも光り、とても素敵な布巾が次々に出来上がってきているところです。作業中はやはり女性ならではで、おしゃべりも止まりません。日焼けの話や、バッグの話、ゴミの出し方についてなど、話題は様々広がっていきます。
ある程度の枚数が仕上がったら、必要とされるところに寄贈をしたいと考えています。9月4日から15日まで、市役所1階ロビーに布巾と積み木を展示します。

■「困ったときは遠くにいる親戚よりも、近くに住む隣組の皆さんが一番頼り」
話してくださったのは、市内に住むある女性。その女性の住む隣組は、「みんな楽しく笑顔で過ごせますように」「無理なく、さりげなく、見守る」をモットーに、優しさ溢れる地域の支え合いが自然と行われています。
ある日、その地区に自転車に乗った高齢男性が迷い込まれました。女性が声をかけると、名前や自宅の場所が答えられない様子だったので、すぐに近所に声を掛け合い、心当たりを探してみることに。高齢男性はすぐにでも帰りたいとその場から動こうとされましたが、迷われることを心配し、お茶を出しておしゃべりしながら一緒に待ちました。その間に名前と連絡先が分かり、ご家族と連絡を取ることができたそうです。菓子折りを準備して迎えが遅くなったご家族へ、「早く帰りたいと心配そうに待ってありましたよ」と高齢男性の気持ちに寄り添い、地域の協力体制が素晴らしい隣組の方々でした。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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