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自治体の皆さまへ

9月は健康増進普及月間です

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福岡県大野城市

1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ

市と九州大学が連携して行っている研究で、本市では、「脂質異常症」の患者数が増加傾向にあることが分かりました。(大野城市国民健康保険および後期高齢者医療保険レセプトデータから)

■「脂質異常症」は病気です
脂質は体にとって大切なものです。しかし、血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が多すぎる、またはHDL(善玉)コレステロールが少なすぎるなど、正常な量に調整できていない状態が脂質異常です。自覚症状がなく、健康診断などの血液検査で知ることができます。

■重症化のリスク(図は本紙参照)
悪さをする脂質が血管壁の間に潜り込みコブができる

コブが破裂し、血栓ができる

脳梗塞
心筋梗塞

■重症化すると
過剰なLDLコレステロールが血管壁に蓄積して、血管を狭めて動脈硬化を進行させます。その状態が長く続くと、血栓ができて血管内を塞ぎ、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こします。

■年に1度は体のチェック健(検)診を受診しましょう
自覚症状はなくても、多くの場合、異常は早くから健診結果にあらわれます。リスクを早期に発見するためにも、1年に1回は自分の体の状態を知っておくことが大切です。

■若い世代の人も健(検)診を受診しましょう
市が行う健康診断には、20~30代の人が受けることができる血液検査などの健診(一般健診)や、各がん検診も実施しています。

■無理なくできる脂質異常を改善するコツ
◇食生活を見直すコツ
(1)コレステロールを増やす、または多く含む食品の取りすぎを控える(脂身の多い肉、スナック菓子、魚卵など)
(2)コレステロールを減らす食品をとる(海藻類、大豆製品、野菜など)
(3)糖分を控える(お菓子の買い置きをしない、砂糖入りの飲料はさける)

◇節酒のコツ
(1)休肝日を決める
(2)飲酒量の1日の目安を守る(ビール中瓶1本、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯※女性はこの半分)

◇運動量を見直すコツ
(1)一つ先の駅まで歩く
(2)ペットや家族と散歩を楽しむ
(3)車を使わず自転車を使う

◇禁煙のコツ
たばこを吸うと、LDLコレステロールが血管壁に浸透しやすくなります。また、HDLコレステロールが低下することも分かっています。単にたばこの本数を減らすのではなく、禁煙の必要があります。
(1)食後はすぐに歯磨きをする
(2)吸いたくなったら、深呼吸や散歩で気分転換をはかる
(3)禁煙仲間をつくる
(4)市販の禁煙補助薬や禁煙外来を活用する

■自転車で健康づくり
自転車は、移動しながら適度な運動をすることができ、日常生活の中で自然に健康づくりができる乗り物です。ウォーキングやランニングと同様に、一定時間・一定距離自転車をこぎ続けることで有酸素性運動になります。有酸素運動の中でも、自転車は筋肉への負担も小さく、けがも少ないことから健康増進のために有効です。

問い合わせ先:健康課健康長寿担当(すこやか交流プラザ内)
【電話】501-2222

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