防犯専門官 山田 英明(やまだひであき)
■サポート詐欺が増加中です
インターネット閲覧中に偽のセキュリティ警告などを表示し、不安に駆られた人から金銭を騙し取ろうとする「サポート詐欺」が多発しています。
パソコンでインターネットを閲覧していると、突然、ウイルスに感染したと嘘の画面を表示して、ユーザーの不安を煽り、画面に記載されたサポート窓口に電話をかけさせ、遠隔操作ソフトをダウンロード・インストールさせ、サポートの名目で金銭を騙し取ろうとする手口です。
○特徴
・ウイルスに感染していなくても偽のセキュリティ警告画面が表示される。
・実在の企業ロゴなどが画面上で使われる場合がある。
・警告音やメッセージを流し、画面を閉じられないようにして不安を煽る。
・画面に記載してあるサポート窓口に電話をかけると、セキュリティソフトを装う遠隔操作ソフトをダウンロード・インストールするよう誘導され、サポートが必要だと有料のサポート契約を勧められる。
○料金支払い方法の手口
騙されてしまい料金を支払うことになれば、詐欺師はクレジットカード決済、コンビニ決済や各種ギフトカード、電子マネーカードなどを購入させます。いずれの場合も詐欺師は被害者と顔を合わせずにお金を手にできるので、このような方法が利用されます。
○対処方法
一番の対処方法は、表示された警告を無視することです。ただ、偽のセキュリティ警告画面は閉じても閉じてもすぐに表示されます。この状況を解決するにはブラウザを終了しましょう。できなければ、電源を切って再起動すると警告画面は表示されません。
決して表示された番号に電話をかけることや、アプリやソフトをダウンロード・インストールすることはしないでください。
■自転車盗が多発しています
上の表は、本年8月末までに発生した犯罪で昨年より増加した内容です。自転車盗の発生が群を抜いています。
○対処方法
施錠していない自転車が盗まれる被害が増加の原因です。
自転車を駐輪するときは、管理の行き届いた駐輪場に二重ロックをして被害にあわないようにしてください。また、ロックは簡単に壊されない頑丈なものを装着しましょう。
■出前講座をしています
本市では、自治会や老人会などグループを対象に防犯出前講座を実施しています。講座の内容は、
・ニセ電話詐欺の被害防止
・悪質商法の手口と対策
・性犯罪にあわないために
・高齢者の交通事故防止
など、防犯やそれ以外でも関連のあるテーマであれば、対応しています。申し込みは防災安全課防犯安全係【電話】内線549へ連絡してください。
■コミュニティ無線をとおしてのJアラート試験放送を実施します
放送日時:
・令和5年11月15日(水)午前11時
・令和6年2月9日(金)午前11時
問合せ:防災安全課 防災対策係
【電話】内線519・531
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