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国際交流・韓国

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福岡県太宰府市

■韓国の大学入学試験
太宰府市国際交流員 金辛泫(キムシンヒョン)

韓国の大学入試競争が激しいことを一度はどこかで聞いたことがあるかと思います。2022年度の韓国の大学進学率は一般系高校生の79%で、10人中8人は大学に進学しているという教育統計結果が発表されました。前年に比べ0.8ポイント下がったそうですが、その理由が大学進学の関心が冷めたということではなく、浪人生が増えたからという分析です。それでは、本題である韓国の大学入学試験について紹介します。
入学試験は大きく2つ、「スシ(随時)」と「ジョンシ(定時)」があります。
まず随時は、大学が直接行う試験を受ける方式です。大学によって試験の種類も内容も千差万別ですが、高校時代の成績と生活記録簿の内容から判断する「学生簿総合選考」、叙述型の問題を通じて思考力を判断する「論述選考」などがあります。このような随時選考の場合、高校時代の成績はもちろんボランティア時間も確認することがあるので、学期中にボランティア活動をする必要もあります。
この過程が複雑だと考えた人は定時での試験を決めるようです。定時選考は国が行う大学修学能力試験、略して「スヌン(修能)」という試験を受けることになります。修能は年に一度11月に開催され、今年は11月16日(木)に開催される予定です。そしてこの試験で出た等級を持って、大学に願書を出すのが定時の方式です。おそらく多くの韓国人の人生の内、最も重要な試験だと言っても過言ではないかもしれません。
今回は韓国の大学入学試験である「随時」と「定時」について紹介しましたが、いかがでしたか。もし皆さんなら随時と定時、どちらを受験しますか?ちなみに私は定時派でした!
※ハングル文字は環境依存文字のため、カナに置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

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