私のだざいふ

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教育委員　日下部　寛行(くさかべ　ひろゆき)さん

教育委員は、子ども達の成長と共にあります。中でも、二十歳の集い(旧成人式)では、義務教育を経て大きく成長した姿を拝見することができる貴重な機会です。中学校を卒業して今日に至る変化は、この5年間という月日が如何に経験に富む大きなものであったかを感じます。
式典で行われる新成人代表挨拶では、将来の夢や展望が語られ、恩師からのお祝メッセージでは、今も変わらぬ生徒への想いが綴られます。懐かしさから双方にさまざまな思いが交差する瞬間で、多くの感動がそこにはあります。
現在、私が教育委員に就任し約5年が経過しました。令和6年には、私が中学校で出会った子ども達が二十歳を迎えることとなります。
太宰府には、この二十歳の集いをはじめ、40歳初老の梅上げ、60歳還暦の梅上げといった20年刻みで人の成長を祝う行事が行われています。同世代による集いは、改めて今の自分を見つめ直す良い機会にもなっているのではないでしょうか。地域が人を育てる風土は、まさに太宰府の誇りだと感じています。