■これから4階文化交流展が熱い!
九州国立博物館(九博)は4月から12月まで3階の特別展示室で改修工事をおこなうため、特別展を開催しません。その分、4階の文化交流展にこれまで以上に力を注ぎます。
文化交流展では、年間1700件もの作品をほぼ毎週少しずつ入れ替えています。毎週きっと新しい作品に出会えることでしょう。あるテーマにフォーカスした特集展示も充実の内容です。「さわって体験!本物のひみつ2024」(7月17日~10月14日)は、復元した銅鐸(どうたく)を鳴らしたり仏像の真似をしてみたり。レプリカに触れて体験することで、いっしょに並べた本物の新たな魅力に気づくことでしょう。「人吉球磨(ひとよしくま)の玉手箱」(10月22日~12月15日)は貴重な文化財を借りて、熊本県南部、人吉球磨地域の豊かな歴史と文化を紹介します。さらには蒙古襲来(もうこしゅうらい)に関する特集展示の開催が緊急決定。「日本刀の美-北﨑徹郎(きたざきてつろう)の愛刀-」も4月14日まで好評開催中です。
加えて、文化交流展では作品に表現されたある題材を、展示室や分野を横断して探す「きゅーはくツアー」も始めました。「お花をさがそう!」(5月12日まで)では作品のなかにある花の模様や形を見つけて、写真を投稿すると素敵な景品がもらえます(詳細は当館ホームページ)。夏休みは「博物館で昆虫採集」(7月30日~9月1日)で、福岡ゆかりの学者・貝原益軒(かいばらえきけん)(1630-1714)が描いた可愛らしいカブトムシや、古代中国で亡くなった人の口に入れた美しい石のセミなどが皆さんを待っています。
◇4月の展示情報
〈特集展示(4階文化交流展示室)〉
▽日本刀の美―北﨑徹郎の愛刀―
会期:1月30日(火)~4月14日(日)
九州国立博物館 企画課
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