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人権問題を考える

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福岡県広川町

■「男女共同参画週間」を知っていますか?~男女が平等に参画できる社会を目指して~
□男女共同参画社会とは?
「男女が互いに人権を尊重し、喜びも責任も分かち合い、性別に関係なく個性と能力を十分に発揮できる社会」をいいます。
男女が平等な立場で参画できる社会の実現は、日本だけではなく、世界共通の課題です。

□男女共同参画週間
1999年6月23日に「男女共同参画社会基本法」が制定されました。制定の背景には、「男は仕事」「女は家庭」などの固定的な考え方を見直し、男女が平等に活躍できる機会を設けることで、より良い社会を構築していこうという意図があります。
この法律は、5つの柱を軸に構成されており、あらゆる分野で女性が活躍できる社会の実現が期待されます。法律の制定に伴い、6月23日~6月29日の1週間を「男女共同参画週間」と定め、目的や基本理念に対する国民の理解を深める啓発活動などを行っています。

□不平等な考えが残る現実社会
日本国憲法は「個人の尊重」と「法の下の平等」について定めています。これは、誰もが平等に社会参加できることを保障するものであり、何人もこの権利を侵害することはできません。この法律の下、男女平等な社会の実現に向け、これまでにさまざまな取り組みが行われてきました。しかし、大事な意思決定の場に女性が加わることができなかったり、性別による固定的な役割分業の意識や社会慣行が残っていたりするなど、依然として男女間の不平等は存在します。
広川町では、女性の社会的地位について住民アンケートを行いました。「女性の地位はある程度高まってきている」と感じている人がやや減少傾向にあるなど、広川町でも男女間の不平等を感じる女性が多く存在することがわかりました。

□目指すべき社会の形
「家庭」では、男女が対等な家族の構成員として互いに協力し、家事や育児、介護などを協力して行う。
「学校」では、性別にかかわらず、個人の能力や適性に合った進路選択ができる。
「職場」では、男女が対等な立場で働き、平等に能力を発揮できる。仕事と生活の調和が図れる。
「地域」では、男女ともに地域の主体となって活動やボランティアを行い、地域の連帯感が強まる。

・男女共同参画社会基本法「5つの柱」

問合せ:生涯学習課人権・同和教育係
【電話】0943-32-0093

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