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平成29年7月九州北部豪雨から6年。

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福岡県朝倉市

平成29年7月九州北部豪雨から6年。このまちを守り、復興そしてさらなる発展へ

■福岡県総合防災訓練
◇このまちを守るために
5月28日、あまぎ水の文化村グラウンドなどで福岡県総合防災訓練が行われました。これは、災害時の防災技術の向上や関係機関の連携強化を目的に毎年行われているもので、令和5年度は朝倉市、筑前町、東峰村の朝倉市郡合同で開催しました。
朝倉市郡では、平成29年7月九州北部豪雨などで甚大な被害を受けたこともあり、豪雨災害を想定した訓練を実施。1時間130mmの大雨が降り、河川が氾濫したことで周辺の浸水や土砂崩れが発生。その後、最大震度6強の地震が起き、各地で家屋が倒壊したという想定で訓練が行われました。訓練には国・県・市町村、消防、警察のほか医療機関など約90機関、1700人が参加。メイン会場となったあまぎ水の文化村では、寺内ダムの緊急放流や、流域住民への避難指示発令までの手順の確認、被災者の捜索や救助などの訓練が行われました。
訓練終了後、服部誠太郎福岡県知事は「災害は時、場所、人を選ばない。お互いに力を合わせて防災に取り組んでいきましょう」と訴え、林市長は「水は時に恐ろしい存在にもなる。これからも自助や共助など地域防災力向上に努めていきたい」と気を引き締めました。

■赤谷川権限代行工事・直轄砂防事業の主な事業内容
河川:河道整備(掘削、護岸)、橋梁(きょうりょう)架け替え木等貯留施設等
砂防:砂防堰堤(えんてい)30カ所、緊急対策1カ所、渓流保全工等
※詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。

■赤谷川権限代行工事・直轄砂防事業完成式
◇復興そしてさらなる発展へ
6月4日、国が行った赤谷川流域の災害復旧事業の完成式典が旧松末小学校で行われ、国・県・市の関係者や地元住民、工事関係者など約260人が参加しました。
九州北部豪雨で被災した赤谷川流域は、福岡県などの要請で、国土交通省九州地方整備局が権限代行による河川復旧工事を実施。工事区間は赤谷川など約14kmにおよび、20の橋の架け替えが行われ、30基の砂防ダムが整備されました(本紙参照)。
式典は杷木中学校吹奏楽部の演奏で華やかに幕を開け、自身も被災した経験をもつ冨田響葵(ひびき)さんの司会で進行しました。
林市長は「万感胸に迫るものを禁じ得ない。完成を迎え、私たち市民はふるさとのさらなる復興、発展のために惜しみない努力をささげたい」とあいさつ。続いて、松末地域コミュニティ協議会の伊藤睦人前会長は謝辞で「発災当時の状況は言い表せない。生きる希望をなくした人もいたが、多くの方々の尽力で今日を迎えることができた。今まで以上に安全安心な地域を再生することを誓いたい」と感謝と決意を述べました。
式典終了後、校庭脇に設置された記念碑の除幕式も行われました。災害や工事の状況が記された記念碑は、松末地域の今後の発展を見守り続けます。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。

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