文字サイズ
自治体の皆さまへ

お元気ですか?保健師です

7/28

福岡県朝倉市

■がん検診、受けていますか?
日本人の死亡原因の第1位はがんであり、2人に1人が一生のうち一度はがんになるというデータがあります。種類によって差はありますが、早期発見・早期治療によって、5年後の生存率が9割以上であることも分かっています。

◆男女別がん死亡数の順位(2021年)
○がん死亡数の順位(男)
1位 肺
2位 大腸
3位 胃
4位 膵臓
○がん死亡数の順位(女)
1位 大腸
2位 肺
3位 膵臓
4位 乳房
○乳がん
30歳代後半から増加し、40歳以上の年代に多い傾向にあります。40・50歳代女性のがん死亡原因のトップです。
○子宮頸がん
20歳代後半から増加し、30歳代後半~40歳代で特に多い傾向にあります。年間約1万人が診断を受け、約2900人の女性が亡くなっています。

◆国が推奨する5つのがん検診
がん検診は、がんを早期発見し、がんによる死亡を減らすことを目的としています。国は、肺がん検診・胃がん検診・大腸がん検診・乳がん検診・子宮頸がん検診を推奨しています。この5種類のがん検診は、罹患率や死亡率が高い一方で、検診を受けることで死亡率を減らす効果があると科学的に証明されています。さらに、推奨される年齢・受診間隔で受診することで、より効果があると言われています。欧米のがん検診受診率が約70~80%であるのに対し、日本人のがん検診受診率は約40%程度と低い状況です。

◆無症状でもがん検診を受けましょう
がんは、早期ではほとんど自覚症状がありません。早期発見・早期治療のために、症状がなくてもがん検診を定期的に受診することが大切です。すでに症状がある人は検診を待たず、すぐに医療機関を受診しましょう。

◆がん検診のメリット・デメリット
がん検診にはメリットとデメリットがありますが、国が推奨する5つのがん検診は、メリットがデメリットを上回るとされています。
○メリット
・早期にがんを発見できる。
・がんによる死亡リスクを減らすことができる。
・がん以外の病気も発見でき、治療に結び付けられる。
○デメリット
・結果的に不必要な治療や検査を受けてしまう可能性がある。
・検査によっては、身体に負担がかかってしまうことがある。

◆精密検査が必要と言われたら
精密検査が必要と判定された場合、「がんの疑いがある」可能性があります。怖がらずに必ず精密検査を受けてください。
より詳しい検査を行い、本当にがんがあるか調べる必要があります。精密検査を受けないままだと、がんを放置することにつながるかもしれません。

◆市で受けられるがん検診
市では、国が推奨する5種類のがん検診を含めた、各種がん検診・検査を実施しています。9・10月に各地区を巡回する集団健診、朝倉診療所で実施している半日人間ドック、市内医療機関で実施している個別検診で受診可能です。
市で実施しているがん検診の詳細は、3月に全戸配布した「令和5年度朝倉市住民健診のご案内」または市HPをご確認ください。

※参考
・がん情報サービス(【URL】https://ganjoho.jp/public/index.html)
・「早期発見・早期治療につなげるために正しく知ろう!がん検診」(【URL】https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202301_00001.html)
・「大人も子どももがんを知る本」著者:中川恵一/出版:朝日出版社

問合せ:市健康課
【電話】22-0399

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU