朝倉を襲った豪雨 踏み出す一歩

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7月7日からの大雨により、被害にあわれた皆さまへ心からお見舞い申し上げます。今号では、このたびの豪雨災害の概要をあらためてお知らせします。

■再び朝倉を襲った豪雨新たな歩みを進める
平成29年7月九州北部豪雨から6年が経過した令和5年7月。再び豪雨が朝倉を襲いました。
7月7日から降り始めた雨は、10日の明け方にかけて激しさを増していきました。福岡県内では複数回の線状降水帯の発生情報が出され、朝倉市は警戒レベル5緊急安全確保を5回発令しました。
旧松末小学校に設置された雨量計の累積雨量は606mm(7日4時～10日19時)、1時間最大で94mmの雨を観測(10日6時～7時)。赤谷川などの改良復旧工事や砂防・治山施設が大きな効果を発揮した一方、原型復旧河川や農地などでは大きな被害が発生しました。
発災直後から、ボランティアによる復旧作業や工事の再開など少しずつ歩みを進めていく動きが見られます。朝倉市も今後、復旧・復興へ向け、全力で取り組んでいきます。

■災害の経過(抜粋)
7月7日
15時30分：災害警戒本部設置
7月8日
11時14分：大雨警報発表
18時：警戒レベル3高齢者等避難発令(市内全域)、避難所6カ所開設
7月10日
2時10分：土砂災害警戒情報発表
3時50分：警戒レベル4避難指示発令(杷木地域、高木地区。以降、各地区に順次発令)
6時40分：大雨特別警報(土砂災害)発表、災害対策本部へ移行
7時：警戒レベル5緊急安全確保発令(市内全域)、避難所2カ所追加開設
7時40分：大雨特別警報(浸水害)発表
8時10分：警戒レベル5緊急安全確保再発令(市内全域)
8時50分：寺内ダム緊急放流開始1時間前警戒レベル5緊急安全確保再発令
9時50分：寺内ダム緊急放流開始警戒レベル5緊急安全確保再発令
13時25分：寒水川氾濫発生の周知警戒レベル5緊急安全確保再発令
16時50分：寺内ダム緊急放流終了
17時30分：大雨特別警報解除
17時45分：警戒レベル4避難指示に引き下げ(市内全域)

■令和5年7月豪雨の被害状況(令和5年8月13日時点)

■令和5年7月豪雨の支援情報
◆見舞金、貸付金
○災害見舞金の支給
被災住家の世帯主に、福岡県と朝倉市から災害見舞金を支給します。罹災証明を申請し、対象となる人には、通知しています。また、災害により全治1カ月以上の重症または重度の障がいを受けた人は、見舞金の対象となる場合があります。
【福岡県】(1)死亡者20万円(2)重症者4万円～10万円(3)住宅の全壊10万円(4)住宅の半壊5万円(5)住宅の床上浸水3万円
※(3)(4)(5)について、単身世帯は上記の半額を支給。
【朝倉市】住宅の全壊、大規模半壊、中規模半壊、半壊、床上浸水：一律10万円
申請期限：9月29日(金)

問合せ・申込先：市福祉事務所
【電話】28-7553

○災害援護資金貸付金
被災した住家の世帯主へ、生活再建のための貸付けを行います。貸付けには、所得制限などの条件があります。
対象者：(1)世帯主が1カ月以上の負傷(2)家財の1/3以上の損失(3)住宅の滅失、流出、全壊(4)住宅の半壊
限度額：最高350万円(被害の程度による)
償還期間：10年[利息年1%(措置期間3年間は無利子)]
申請期限：10月31日(火)

問合せ・申込先：市福祉事務所
【電話】28-7553

◆被災住家の解体・撤去
○解体・撤去費用の一部を償還払い
所有者が支払った被災住家の解体・撤去費用のうち、市の事業対象分を上限の範囲内で払い戻します。
対象家屋：罹災証明で全壊、大規模半壊、中規模半壊、半壊の判定を受けた個人所有の住家
※被災住家と同一敷地内で一体的に撤去などが必要であると市が判断した場合は、次のものも対象になります。
(1)被災住家の基礎部分、浄化槽(2)被災住家に付属する倉庫、門扉、塀、立木、その他の構造物(3)宅地内に堆積した流木
対象費用：[全壊]解体、撤去(積込・運搬)、処分費用[大規模半壊・中規模半壊・半壊]撤去(積込・運搬)、処分費用
※解体費用は所有者負担となります
申請期間：9月1日(金)～11月30日(木)

問合せ・申込先：市環境課
【電話】23-1153

◆農林商工業
○農業機械・施設災害復旧支援事業
農業用機械・施設の修繕・再取得などについて、県の事業により支援を行います。申請については、今後お知らせします。
対象：農業用機械・施設が被災した農業者
補助内容：被災した農業用機械・施設の修繕・再取得など

問合せ：市農業振興課
【電話】28-7863

■令和5年7月豪雨に関する主な問い合わせ先

※詳しくは市HPへ(随時更新)