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みんなの夢を乗せて走り出す 日田彦山線BRTひこぼしライン運航開始

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福岡県添田町

8月28日、平成29年7月の九州北部豪雨の影響から不通となっていた日田彦山線がBRTの開業により6年ぶりに全線復旧しました。
運行本数は鉄道時代から約1.5倍に増え、添田ー日田駅間約40キロを結ぶひこぼしライン。彦山ー宝珠山駅間の約14キロは線路跡を舗装したBRT専用道を、その他の区間は一般道を走ります。途中、4379メートルの釈迦岳トンネルは、鉄道時代には少なかったトンネル照明が多く設置され、白く輝く幻想的な空間に変化。さらに専用道からは季節により桜や新緑、紅葉、雪景色など四季折々の景色が楽しめます。
開業前日の27日には宝珠山駅(東峰村)で開業記念式典が行われるなど、開業にあわせ町内外で様々なイベントが開かれました。
開業日には代行バス時代の1日あたり利用者数を大きく上回る約400人が乗車し、最高の滑り出しを見せたひこぼしライン。未来永劫続く交通機関となるよう、沿線のにぎわいをつくりだし、多くの観光客を呼び込むこととあわせ、私たち添田町民がひこぼしラインを「地域の足」として、日常使いを続けていきましょう。

■INTERVIEW
日田彦山線BRTひこぼしラインの開業から1か月、この間、多くのお客様に乗車いただき大変感謝しております。運行開始から添田駅 での対面乗換や、駅停留所の増など多くの喜びの声を頂きました。反面、お客様が多い時などお待たせする場面もあり申し訳なく思っております。お客様の多い時間帯は電気バスから多くの方に乗車いただけるディーゼルバスへの切り替えや2台運行を行い、混雑解消に努めています。また今秋には水素バスの運行実験が始まります。青でラッピングされたBRT水素バスが添田町を駆け抜けますので、皆さん、楽しみにお待ちください。
JR九州バス株式会社添田支店 納所英孝支店長

■開業にあわせ町内で催されたイベントを紹介します
≪待ちに待った開業日!豪雨を乗り越え出発進行!!≫
○日田彦山線BRT開業歓迎セレモニー
日田彦山線BRT開業日の8月28日、添田駅で開業歓迎セレモニーが行われました。「地域を繋ぐひこぼしラインが未来へ繋がり、添田町の輝く星になることを期待します」と寺西町長のあいさつ後、BRT車両を運行するJR九州バス添田支店長と運転手に、保育園児から安全運行を祈念して花束が贈られました。また、乗客には福岡県産の杉で造られた記念切符などが手渡され、多くの人に見守られながらBRT車両が出発しました。

≪釈迦岳トンネルや専用道を楽しく歩く≫
○BRT専用道ウォーキング
8月11日、彦山駅から釈迦岳トンネル入口までのBRT専用道を歩くBRT専用道ウォーキングが行われました。晴天に恵まれたこの日は、高齢者や児童など様々な年齢の町民が参加。参加者はBRT専用道を歩く最後のチャンスに歩いては立ち止まり、思い思いに写真や動画などを撮っていました。また、釈迦岳トンネルでは、JR九州社員の案内のもと入口から500mほど入った地点までを見学。トンネル内の涼しく幻想的な空間を楽しんでいました。

≪中島家住宅でミニコンサートを開催≫
○AIR事業第1回ミニコンサート(弦楽四重奏)
8月6日、国指定重要文化財中島家住宅でプロの演奏家を招いてのミニコンサートが開かれました。このコンサートは県などが取り組むAIR事業(芸術家などが地域住民との交流を通して行う芸術活動)の一環で九州交響楽団のコンサートマスター西本幸弘さんらが演奏。醤油蔵の広さから観客は30人に制限され、参加者は贅沢な時間を過ごしていました。

≪開業前夜のお祭り、ギャラリーもオープン≫
○添田駅BRT開業前夜祭
8月27日、JR添田駅前広場で居食住研究会などが主催したBRT開業前夜祭が開かれました。ヨーヨー釣りや輪投げなどに加えビアガーデンも用意され多くの人でにぎわいました。また28日には駅横の物産展示場にギャラリーがオープン。管理する廣田敏正さんは「駅を利用する人が休憩でき、地元の人が集う場になれば」と話していました。

問合せ:役場まちづくり課まちづくり推進係
【電話】82-5965

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