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第23回添田町消防団ポンプ操法大会

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福岡県添田町

■45秒に自分の持てる全てを注ぎ込む消防団員の熱い夏
添田町民の尊い命と大切な財産を守るために、火災や災害が発生すれば昼夜を問わず現場に急行し、最前線で活動する添田町消防団。9月3日、そえだサン・スポーツランドで消火技術の向上などを目的にポンプ操法大会が開催され、2か月に渡って磨き抜かれた操法技術など、訓練の集大成を各分団で競い合いました。

火災現場など混乱しがちな場面において命令系統を遵守した正確な消火行動を行うための技術向上などを目指し開催されるポンプ操法大会。厳しい猛暑の中で訓練を重ねてきた消防団員約140人がそえだサン・スポーツランドに集結し、9月3日、第23回添田町消防団ポンプ操法大会が行われました。コロナ禍以前は2年ごとに行われていた町消防団ポンプ操法大会は、5年ぶりの開催となりました。
昨年、消防団員の負担軽減などを考慮して全国的にルールが見直され、今大会から待機線と集合線がなくなり、定位についた状態からの操法開始となりました。併せて添田町消防団では、訓練は仕事が終わった後の夜間や休日に行われることから訓練回数や1回あたりの訓練人員の制限など、消防団員のさらなる負担軽減に取り組みました。
6月下旬から始まった訓練では、各分団大雨などの影響で想定どおりの訓練ができないときもありました。しかし応援に駆け付けた団員が技術を伝え、何本ものホースを巻き、動画を撮り選手の動作を確認、声をからしながら選手を鼓舞し、大会で披露できるレベルまでの操法に仕上げていきます。
4人の選手で行われる小型ポンプ操法。可搬ポンプ右側後方に据えられた水利(防火水槽)から3本のホースをつなぎ、火点(的)に放水。火点が倒れるまでの時間を競うと同時に、消火活動に必要な機材操作の正確性や各選手の規律、節度などが採点基準となります。
「火点は前方の標的 水利はポンプ右側後方防火水槽 手びろめによる二重巻ホース一線延長 操作ー始め」
指揮者の様々な想いのこもった力強く、気合いがのった号令に3番員が「よし」と反応すると各選手がそれぞれの仕事に取り掛かります。的に放水するまで約45秒。たった45秒。しかしこの45秒を最高のものにするため、選手たちは2か月間、厳しく苦しい訓練をこなしてきました。全ての選手が今までで最高の操法を披露します。指揮者の最後の号令「別れ」のあとにお互いを称えあうように敬礼をし、操法は終了。出場した選手たちに惜しみない拍手が送られました。
機敏な動作と操法技術、熟練されたチームワーク、熱き消防魂を見せてくれた添田町消防団。通常の礼式訓練などでは身に付けることが難しい規律や団結力は、住民の生命や財産が脅かされる火災や災害現場などで活かされていきます。

○ポンプ操法大会 結果
・優勝…本部分団
・準優勝…第3分団
・第3位…第5分団
・敢闘賞…第1分団
・敢闘賞…第2分団
・敢闘賞…第4分団
・敢闘賞…第6分団

問合せ:役場防災管財課防災安全係
【電話】82-4002

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