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自治体の皆さまへ

再び、豪雨が町を襲う

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福岡県添田町

九州北部豪雨から6年
西日本豪雨から5年
対馬海峡付近に停滞する梅雨前線に太平洋高気圧の縁を回る
暖かく湿った空気の流れ込みが続き
九州北部地方では前線の活動が活発となり大雨をもたらした
5年前も6年前も大雨の原因は梅雨前線
そして、線状降水帯
家屋、道路、河川、農地などで被害発生
町は国・県などと連携し災害復旧工事に着手
大雨を、災害をなくすことはできない
少しでも被害を軽くするため
幸いにも被害にあわなかった方も危険を感じたらすぐ避難など
さらなる減災への取り組みをよろしくお願いします

令和5年7月7日から10日にかけての大雨による添田町被災状況
発生日:令和5年7月7日~10日
人的被害:死者1人 負傷者1人
建物被害:7棟
道路被害:16か所
河川被害:19か所
土砂災害:23か所
(令和5年7月20日現在)

国道500号、鍛冶屋町バス停付近で起きた土砂災害。未だ崩落の危険があるため、通行止め解除の目途は立っていません

7月7日14時頃から強い雨が降り出した添田町。その後9日の夜にかけ激しい降雨と小康状態が繰り返し続く状況が続きます。
町は、気象庁などから発表される気象情報を基に、8日17時に警戒レベル3高齢者等避難を発令。避難に時間のかかる人や災害の恐れのある場所に居る人への避難を呼びかけます。同時に町内に4か所の避難所を開設します。
9日夜まで大きな被害もない状態の添田町に10日2時頃から激しい雨が降り出します。添田観測所では4時からの1時間雨量37.5ミリを観測。4時50分に顕著な大雨に関する情報、線状降水帯の発生情報が発表されたことを受け、町は町内全域に警戒レベル4避難指示を発令します。降りやまない雨に7時20分大雨特別警報が発表されたことから警戒レベル5緊急安全確保を発令。町内9か所の避難所に最大121人が避難しました。
土砂崩れによる孤立集落の発生や、尊い命が失われるなど、大きな爪痕を残した今回の大雨。町には田川市や社会福祉法人若草会様からの支援物資や、全国町村会、みやま市、日本共産党中央委員会からお見舞いの言葉が届いています。1日も早く日常を取り戻すため、全力で復旧工事に取り組みます。また昨年の秋には台風による大雨が降っています。今回の豪雨災害を教訓に、一人ひとりが改めて防災意識を高め、日頃から災害への備えをしておくことが必要です。

■「添田町の動き」ドキュメント令和5年7月7日からの大雨

■土砂災害の種類とその前兆
土砂災害には、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)、土石流、地すべりの3種類があります。土砂災害は一瞬にして、尊い生命や家屋などの貴重な財産を奪い、甚大な被害をもたらします。危険を感じたら、すぐに避難を心がけてください。

○がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)
・斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震などでゆるみ、突然崩れ落ちる現象です。
・がけに割れ目が見える、小石が落ちてくるなどの前兆現象があります。

○土石流
・山腹や川底の石、土砂が集中豪雨などで一気に下流へと押し流される現象です。
・山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がるなどの前兆現象があります。

○地すべり
・斜面の一部あるいは全部が地下水の影響などで斜面下方に移動する現象です。
・地面にひび割れができる、斜面から水が噴き出すなどの前兆現象があります。

問合せ:役場防災管財課防災安全係
【電話】82-4002

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