■一般質問
◆代表質問
○清風会 尾﨑 行人(おざきゆ きひと)議員
『広域行政』
問:本年6月23日に田川郡東部環境衛生施設組合の組合長である大任町長と市長が面談した際、同席していた担当職員は圧力を感じなかったと述べている。私も面談の音声データの記録文書を読んだが、圧力と感じ取れる部分はなかった。市長はどのような圧力を感じたのか。
答:主観的な部分もあるが、本市に情報開示請求のあった文書をそのまま開示すれば、今後、本市との連携はできないという発言があった。本市に行われた情報開示請求に対し、他の自治体の首長がその開示の可否に介入することはあってはならない。また、本市と川崎町で共同処理しているごみ焼却施設の焼却灰の最終処分場が一杯になり、その処分に困るという状況も盾に取られ、もし開示すれば焼却灰は受け入れないという話もあった。市民生活に直結する部分を盾に取られたという点で十分に圧力と受け止めた。
問:相手に無断で会話を録音し、8月7日に記者会見を開き、相手に無許可で音声データ等の記録を報道機関に提供したのは事実か。
答:私の判断で録音し、報道機関に記録を提供したのは事実である。
問:相手に無断で会話を録音し、無許可で報道機関に音声データを渡す行為は常識として理解できない。周辺自治体からの信用を失う行為であり、他の首長からは村上市長とはもう会話ができないという声も上がっている。このような状況で今後、どのように他の町村の首長と信頼関係を構築していくつもりか問う。
答:私の行為に不信感を抱いている方々には、私の考えをしっかり説明して理解を求めていきたい。
問:添田町にある最終処分場は添田、大任、赤村、香春の4町村で構成する東部組合所有のものであり、本市は経費を負担してなく、本来、焼却灰を捨てる権利はない。しかし、東部組合は本市と川崎町の焼却灰を受入れるため拡張工事を実施しており、7月末には、本市と川崎町の焼却灰を受入れるという報告もされている。その後の8月7日に市長は記者会見を開いた。また、市長は東部組合議会百条委員会から証人尋問の出頭要請を受けたが、無断欠席している。これについて説明してほしい。
答:私の元に出頭要請が届いておらず、開催を知らなかった。
問:出頭要請があれば、次回の百条委員会に出席するのか。
答:弁護士に相談して判断する。
○社民党市議会議員団 石松 和幸(いしまつ かずゆき)議員
『一般廃棄物処理業務委託』
問:一般廃棄物処理業務委託の調査特別委員会は、業者選定に際し審査委員会を設置しなかったことは、ガイドライン違反であると指摘している。執行部は審査委員会を設置しなかった理由の正当性を主張してきたが、この考え方は変わらないのか。
答:通常と異なるケースは、内規など、ルール化が必要と考えるが、決裁文書がなく考え方が分からない。
問:審査委員会を設置しなかった合理的な理由はなかったと思う。また、本来、審査委員会が担う実施要領や評価基準の確認、提案内容の審査などについて、公正性、透明性及び客観性が担保されたのか大きな疑念がある。執行部の見解を問う。
答:当時の職員が不在であり、限られた時間の中で検証し立証すること、断言することは困難である。プロポーザル方式の実施に関するガイドラインの見直しに着手しており、今後は、改正後のガイドラインを遵守し、しっかり対応していきたい。
問:プロポーザル審査委員であった当時の担当課長が委託業者主催のゴルフコンペに参加した疑いもある。市民の不安や疑念を払拭するため、第三者委員会等で再調査する方法も考えられるが、見解を問う。
答:内部調査に関しては限界を感じている。他の機関の力を借りることも含め、市民の理解を得られるような調査方法を考えていきたい。
『入札契約制度』
問:ペーパーカンパニーを排除する取組について問う。
答:業務別に対応は異なるが、営業所の位置図、全景及び事務所内の写真、建設工事等では、建設業許可票の掲示が確認できる写真等の提出を求めるなどの取組をしている。
『子どもの水難事故防止』
問:今夏、近隣でも子どもの水難事故が起きている。本市の小中学校における水難事故防止の指導、啓発及び対策について問う。
答:川や池では決して泳いではいけないこと、プールは必ず保護者等と行くことなど繰り返し指導している。また、危険箇所は河川担当部署等に看板設置等を依頼している。
『学校施設の老朽化対策』
問:小学校施設の老朽化対策について問う。
答:改修計画の策定及び国庫補助等の財源確保などを進めている。
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