文字サイズ
自治体の皆さまへ

[特集]市制施行 80周年の先へ このまちの未来を見つめて(1)

1/39

福岡県田川市

昭和18年11月3日、伊田町と後藤寺町が合併して田川市が誕生。そして80年後の令和5年11月3日に、これまでの歴史を振り返り「ふるさと田川市」への誇りと愛着を高めるため、田川市市制施行80周年記念式典を開催しました。

◆特別な11月3日
田川市市制施行80周年記念式典は田川東中学校制作のオープニングムービーから始まり、戦後の復興や石炭産業の盛衰など、激動の時代から現在に至る歩みを写真と映像で紹介。スクリーンに映し出された懐かしい原風景、困難な時代でも笑顔でたくましく生き抜いてきた先人たちの姿に、会場からは大きな拍手が送られました。また、オープニングアトラクションでは宝保育園の園児が登場。息がぴったりと合った迫力の和太鼓演奏を披露しました。

開式にあたり、主催者として村上卓哉(むらかみたくや)市長が登壇。市内外から訪れた約300人を前に「先人の血と汗と涙によるご労苦とご努力のおかげで、私たちは繁栄した社会の中で生活しています。そのことに深く感謝し、歴史や文化を後世へ伝え、郷土に誇りを持つ心豊かな人材を育むことが重要です」と式辞を述べました。式典にはたくさんの来賓のほか、市政功労者などさまざまな活動で市政の振興発展などに貢献してきた人々も臨席。その代表者が登壇し、市制80周年記念特別表彰、令和5年度市政功労者称号授与、令和5年度市民活動感謝状贈呈が行われました。

続いて行われた「タイムカプセル開封」は、市制施行70周年記念式典から引き継いだ周年企画。平成25年当時の市内小中学生が書いた未来へのメッセージを込めたタイムカプセルが、10年の時を経て開封の日を迎えました。当日は、10年前に生徒代表として作文を発表・封入した仲村実紅乃(なかむらみくの)さん(旧中央中学校出身)が登壇し、タイムカプセルの鍵を開けました。「10年後も共に笑って暮らしたい」と題した自身の作文や同級生の寄せ書きを改めて読み返した仲村さんは「作文には、放送部として東日本大震災に関するビデオ番組を制作したことを書いています。宮城県での取材で被災された方々の思いに触れたこと、今でもありありと思い出します。寄せ書きには、当時の夢を叶(かな)えている同級生の名前がありました。またみんなで集まって話したいです」とにっこり。

式典を締めくくるのは、本市発祥の「炭坑節」。炭坑節の継承や全国への発信に取り組んでいる「田川創作炭坑節宗家月咲SEED(サクシード)」がステージに立ち、創作炭坑節などのダンスを披露しました。最後には「会場の皆様で一緒に炭坑節を歌いましょう!」と呼びかけ、全員で炭坑節を大合唱しました。

◆90周年・100周年へ向けて
田川市は市制施行80周年を越えて、新たな1歩を踏み出しました。次の90周年・100周年、その先の未来に、伝統や文化、魅力があふれるふるさと田川を継承していくことができるよう、今後も市民のみなさんのご協力をよろしくお願いします。

◆市制80周年記念特別表彰
市制80周年記念特別表彰として、市政の振興発展などに貢献した市政功労者、文化の向上発展などに貢献した文化功労者、市民活動感謝状贈呈者(ボランティア活動などで地域振興に尽力した人、学術・芸術・スポーツなどの分野で功績をあげた人)を表彰しました(全115件)。上記写真は代表として登壇した、左から原吉德(はらよしのり)さん(市政功労者)、古舘政次(ふるたてまさつぐ)さん(文化功労者)、上條美智子(かみじょうみちこ)さん(市民活動感謝状贈呈者・たがわ21女性会議)。また、令和5年度の市政功労者称号授与と市民活動感謝状贈呈も行われました。田川市産の新米(約2合)を記念品として来場者に贈呈しました。
表彰者の名前や団体名などを掲載した記念式典の冊子を市ホームページで公開しています。

※詳細は本紙P.2~P.3をご覧ください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU