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築上町の農業ここがすごい

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福岡県築上町

築上町の基幹産業である農業。5月号では町の農業のすごいところを2つ、ご紹介しましたが、まだまだありました。今回は続編として3つ目を深掘りしてご紹介

■(03)麦作福岡県No.1の集落営農組織ここにあり!
その名は!農事組合法人今津の里(いまづのさと)
「今津の里」は西八田の今津地区で活動する集落営農法人です。平成3年度に前身となる今津営農組合を設立、平成23年度に組織の発展を目的として現組織の農事組合法人今津の里を設立しました。現在は40人で水稲18.8ヘクタール、小麦5.3ヘクタール、大麦21.3ヘクタール、大豆16ヘクタール、WCS(ホールクロップサイレージ)用稲5.1ヘクタールを栽培しています(令和5年度)。

▽福岡県麦作共励会で最優秀賞に
福岡県米・麦・大豆づくり推進協議会が主催する福岡県麦作共励会は麦の生産性や品質の向上、流通の合理化を推進するために毎年開催されている品評会です。生産技術や経営面から創意工夫が見られ、先進的で他の模範となる麦作農家・麦作集団が表彰されます。
令和5年度の共励会には県内から選りすぐりの団体が応募し、今津の里はその中から集団の部で最優秀賞(福岡県知事賞)に選ばれました。集団の部での最優秀賞受賞は築上町で初の快挙です(農家の部では令和2年度に田中農産の田中祐輔さんが受賞)。福岡県で1位となったことで、今津の里は九州ブロックの品評会に進み、さらには全国麦作共励会へ進出の可能性もありますので今後のニュースに期待が高まります。

■どうして福岡県No.1なのか
ここが違う今津の里

◇技術
土づくりと排水、適期作業の徹底
今津地域は地力の墘さと海岸に面する海抜0m地帯なので排水不良が弱点でした。今津の里は牛ふんたい肥や液肥、汚泥肥料を使った地力向上と、周囲溝や地中の水路を作り排水対策を徹底することで多い収穫量を達成しています。また機械操作をする人を適正に配置し、コンバインを2台体制にすることで雨が多かった今年度も適期に収穫ができています。

◇経営
農地集積率9割土地利用率200% 強くて柔軟な組織づくり
地域内の9割以上の農地を耕作しています。水稲、WCS用稲、大豆、麦類の2年4作をブロックローテーションで実施し、同じ土地で年に2回収穫できています(土地利用率200%)。また液肥の活用、組合員による簡易な機械修繕・点検によりコストを抑え、大型特殊免許等の取得支援、農作業安全研修会の開催、地域計画の話し合いなど、先進的な取組を積極的に行い、高い収益性を確保しています。

◇地域貢献
食育・地産地消・栽培試験への協力
町が資源循環授業を始めた平成14年から地元小学生向けの田植・収穫体験を受け入れており、液肥で育てたシャンシャン米“環”を学校給食に卸すなど、食育・地産地消の取組に積極的に協力しています。また液肥や濃縮液肥の効果を検証するために主食用水稲、大麦、大豆の栽培試験に協力し、資源循環型農業の推進に貢献しています。

[今津の里のここ1年]
・11月~2月 濃縮液肥の大麦栽培調査協力
・2月 ドローン講習会
・3月 溝さらい
・5月 田植えの準備
・6月 八津田小学校の田植体験受入れ
・7月 感謝祭
・8月 濃縮液肥の大豆栽培調査協力
・9月 八津田小学校の稲刈り体験受入れ

◆ちょっとお話聞かせてください
▽今津の里の平均年齢は?
最年長は83歳、最年少は62歳で平均70歳くらいですね。

▽年間の活動日数って?
300日くらいです。1日中作業するときもあれば半日など短いときもあります。

▽受賞の秘訣は?
作業指示者がまとめ、40人が自分の役割をきちんと把握しながら仕事をしてくれていることだと思います。年に2回の感謝祭でお酒を飲みながらいろいろ話すことも秘訣だと思います。

▽どうして精力的に頑張れるのですか?
「土地を守っていこう」という気持ちでやっています。今回の受賞で気持ちが高ぶって仕事にもさらに覇気が出てくると思います。

▽今後めざすことは?
今年は女性の活躍で大豆もたくさん取れました。次は大豆での受賞もしたいですね!

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