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自治体の皆さまへ

差別をなくすために 第461 号

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福岡県芦屋町

■共生社会の実現に向けて
共生社会とは、性別、年齢や障がいなど、人それぞれの違いを自然に受け入れ、支えあい、互いに認めあう社会のことを言います。こうした社会を実現するためには社会に存在するさまざまな「障壁=バリア」を取り除いていかなければなりません。
しかし、現実には、車椅子での乗車やアパートへの入居を拒否される事案が発生するなど、障がいのある人の人権に関する理解は十分とは言えない状況です。
ほかにも、「車椅子は狭いエレベーターで場所を取って邪魔だ」、「混んでいる時は危ないから乗車を避けたほうがよいのでは」などという周囲の人々の障がいに対する無理解が大きなバリアとなっていることもあります。障がいのあるなしによって一人一人の命の重さが変わることはありません。このような当たり前の価値観を改めて社会全体で共有していくことが大切です。
社会にあるバリアを取り除いていくには、体や心に機能の障がいがある人が、社会にあるバリアによって、どんな困りごとや痛みがあるのかに気付くことが必要です。ただし、体や心の機能の障がいはさまざまであり、それぞれの人が感じているバリアは違います。体や心の機能の障がいをよく知り、障がいのある人と話をすることによって、どんな困りごとがあるのかに気付くことが重要です。何がバリアになって、どんな困りごとが生じてしまっているのか、あなたの周りの家族や友だちと、一緒に考えることから始めてみましょう。そして、一人一人が障がいを理解し、歩み寄り、助け合おうとする意識を持つことで誰もが安心して暮らしていける共生社会の実現を目指しましょう。
芦屋町人権・同和教育研究協議会

問合せ:社会教育係
【電話】223-3546

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