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[特集]不入道(ふにゅうどう)

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福岡県那珂川市

◆インターン生が見つけた那珂川市の魅力 vol.2
知っとう?来てほしい!

不入道の名前の由来は平安時代、不輸・不入の権(税を納めなくて良い権利と、国の役人の立ち入りを拒否できる権利)があり、これより先は入ることは許されないというこの特権の名残と言われています。

◇不入道観世音(ふにゅうどうかんぜおん)
おごそかな雰囲気が漂う不入道観世音。真言宗の開祖である空海が帰国後に建立した寺の末寺(まつじ)の一つとして平安時代後期に建てられたといわれています。不入道観世音には高さ9メートルほどの滝があり、全盛期の明治40年頃には多くの行者が修行に訪れていました。現在も滝の水を全身に受けて鍛錬する滝行が行われる神聖な場所です。

・本堂の奥に刻まれているものは!?
空海が彫ったといわれている岩があり、その岩が本堂の奥壁になっています。お参りの際にぜひご覧ください!
他にも不動明王(ふどうみょうおう)や観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)、弘法大師(こうぼうだいし)(空海)などたくさんの仏像がまつられています。

◇千灯明(せんとうみょう)
不入道観世音では、毎年7月17日の夕刻より千灯明と呼ばれる大祭が開催されます。千灯明は信仰を再興させた明石嘉次光(あかしかじみつ)氏をしのぶために始まったと伝えられ、100年近く続いているお祭りです。地域の人が作った竹灯ろうが滝や数々の仏像を優しく幻想的に照らします。
一時期、千灯明に訪れる人が減少していましたが、地域の人や南畑小学校の児童が書いた習字・絵画を貼ったあんどんを飾り始めるなど工夫が重ねられ、再び多くの人が訪れるようになりました。

○不入道観世音(不入道の滝)
〒811-1231
不入道188-3 ※駐車場有り

◆古川 遥菜(ふるかわ はるな)さん(北九州市立大学文学部比較文化学科)
人事秘書課秘書広報担当で9月4日(月)から8日(金)までインターンシップとしてお世話になりました。不入道区の方に取材を行い、不入道観世音が地域全体で大切に守ってきた歴史ある神聖な修行の場であることを教えていただきました。自分が生まれ育った那珂川市の文化的側面を学ぶことで、那珂川市のことをさらに好きになることができました。信仰や文化が存在するこの場所は地域の人にとって大切な場所なのでマナーを守ってぜひたくさんの人に訪れてほしいと思います。

問い合わせ:人事秘書課 秘書広報担当
【電話】953-2211(内線214・215)

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