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自治体の皆さまへ

きらり飯塚

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福岡県飯塚市

太田 瑞穂子さん

〔ご役職〕
国際ソロプチミスト飯塚 会長
公益財団法人ソロプチミスト日本財団 理事
嘉飯日赤紺綬会 副会長
〔座右の銘〕
私たち一人ひとり 何らかの使命をもって生まれてきたと思う
自分の中にある「無限の力」を信じ
自分の場所で 自分のできることを
精いっぱい果たしていく

◆飯塚市男女共同参画推進条例、飯塚市男女共同参画プランを策定した頃
52歳で子育てが一段落した頃、社会に貢献するのもいいのではないかと夫が背中を押してくれたことがきっかけで、国際ソロプチミスト飯塚に入会しました。
国際ソロプチミストは、世界122カ国に72,000人の会員をもつ、女性と女児を支援している団体です。飯塚市役所の本庁舎にパープルリボンツリーなどを飾るリボンツリー運動などをはじめとする、様々な取組を行っています。
その後、いいづか女性ネットワークにも加入し、男女共同参画に関する勉強会や寸劇による出前講座などで精力的に活動していましたが、いいづか女性ネットワークの会長をしていたときに、市長の諮問を受け団体の代表として飯塚市男女共同参画条例策定に関わることとなりました。
条例をつくるにあたって、男女共同参画社会基本法について一から勉強をしました。当時の九州大学名誉教授の斎藤文男氏にご指導を賜るなど、男女共同参画基本法に忠実で、飯塚市にあった条例をと、公聴会開催や公募でも意見を募り多くの市民の意見を反映できたと思います。条例には性差別などの人権侵害を救済する第三者機関の「オンブズパーソン」の設置を、他自治体に先駆けて盛り込むことができました。
男女共同参画、いわゆるジェンダー平等はすべてに関わる基本であり重要なことです。

◆市の審議会に参画して感じたこと
家と職場の往復だけでは、女性が市の政策に関わるチャンスはなかなかありません。
審議会委員というかたちであれば、普段市の事業などに関わる機会がない女性も、市政に関わることができます。
毎月発行される市報にも審議会委員の募集が出ています。こういうものが自分の考えを市政に反映させる1番最初のチャンスです。
自分にはわからないからとか、素人だからできないなどと尻込みせずに、女性も思い切って審議会の委員に応募してみてください。素人の意見は生活者の意見。あらゆる経験が全て自分の生きる力になると思って挑戦してみてほしいです。
私はこれまで、さまざまな審議会を経験させていただきましたが、自分にとって無駄なものは何一つありません。政治倫理審査会、事業仕分けなどの色々な審議会等に関わったことで、路線バスの維持や企業誘致など、日頃、女性が関わることが少ない市の事業を知ることができました。自分のまちの長所も短所も、自分の目で再確認できると思います。

◆女性へのメッセージ
審議会委員の公募のチャンスがあれば、応募してみてください。自分の自信につながり必ず心の力になりますし、たとえ失敗してもそれは貴重な経験となります。
女性は平和、人権、男女共同参画の大切さを身をもって知っています。その知恵は多くの体験を重ねることで活きてきます。仲間と連携していくことで女性の力は倍増しますので、社会に出て一緒にパワーアップしていきましょう。

本市では、政策・方針決定の場への参画を進めるため、第2次飯塚市男女共同参画後期プランに基づき、審議会等における『女性委員の割合40%~60%』を目指し女性委員の登用に取り組んでいます。
子育て中の女性も参画しやすいように、審議会開催時には託児の用意もしますので、審議会委員等の公募がありましたら、女性の皆様の応募をお待ちしています。

お問合せ:男女共同参画推進課
【電話】内線1425

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