福島県内で夢に向かって新たなチャレンジをしている方、地域を盛り上げるために頑張っている方を紹介します!
■須賀川の地から世界へ〝TATAMI〟文化を発信
久保木畳店 専務取締役
久保木(くぼき)史朗(ふみお)さん(須賀川市)
久保木さんは約280年続く畳店の15代目。大学進学を機に上京し、東京で就職しましたが、2019年5月、父である社長から経営の危機を伝えられ、家業を立て直すことを決意。同年12月に退社し、専務として実家に戻ります。厳しい状況を自分でなんとかしたいという思いを胸に「国内需要が少なくなってきている畳業界を盛り上げるため、畳文化を世界に発信する」という事業構想を練り始めました。
まずは畳に親しんでもらおうと、『畳コースター』を携えて、2020年1月にニューヨークに渡りました。飛び込みで営業をしたものの結果は惨敗。それでも、SNSで発信を続けるうちに興味を持ってくれる人が次第に増え、ニューヨークにある日本食レストランが畳コースターを購入してくれることになりました。
そこから少しずつ畳が注目されるようになり、今では世界20カ国以上から注文が入っています。今後の目標を聞くと「パリに店を構え、畳の良さを伝えていきたい」とのこと。これからもふくしまから世界に向けて“TATAMI”文化を発信していきます。
場所:須賀川市仲の町55
【電話】0248-72-8989
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