ふくしまモノ作り百科

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■夏の夜空を美しく彩る花火師たちの渾身の一発
ー花火[須賀川市]ー

夏の風物詩「花火」。その技を150年にわたり継承している煙火店(えんかてん)、糸井火工を訪ねました。
「花火はまずさまざまな材料と火薬の調合から始まります。各店独自の配合があり、それが色や明るさの違いに反映されます」と代表取締役の糸井秀一(しゅういち)さん。配合された火薬は1カ月程かけて、「星」と呼ばれる丸い粒にします。星を半球に詰め、2つの半球を紙でしっかりと貼り合わせれば花火玉の完成です。「花火は見る人それぞれの、その時の心に寄り添った美しさを届けてくれます。その素晴らしさを次代につないでいくためにも、花火の地位確立に貢献していきたい」と糸井さん。夜空にきらめく花火の伝統は、それを愛する職人たちの熱量に支えられていました。

問合せ：糸井火工
須賀川市矢沢字火燈壇(ひとぼしだん)13-1(工場)
【電話】0248-65-2218