■行き交う人の心を癒やす白河駅のシンボル
ーステンドグラス[白河市]ー
「ステンドグラスはデザインに沿って切り出した色ガラスを、銅箔(どうはく)や鉛線(なまりせん)を使って組み上げます。地味な作業ばかりですが、没頭できるその時間がたまらなく好きなんです」と笑う、わたなべ工房の渡邉真(わたなべまこと)さん。約15年前に知人に頼まれたステンドグラスの制作をきっかけに作家の道に入り、今では全国各地の教会や建物のステンドグラスの制作や修復を手掛けています。
昨年12月には、建築から百年を迎えた白河駅舎の5枚のステンドグラスを制作した渡邉さん。「駅舎のステンドグラスは光の透過率が高いアンティークガラスを使用しています。駅を訪れた人が壁や床に差し込んだ七色の光を楽しみ、心が満たされる時間を過ごせたらうれしい」と穏やかに話していました。
問合せ:ステンドグラスわたなべ工房
白河市関辺川前8-122
【電話】080-5556-4250
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