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〔特集1〕「いわき」で働く~インターンシップ・保育実習に密着(1)~

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福島県いわき市

いわきには、魅力的なしごとや学校がたくさんあります。
本特集では、いわきで夢を叶えるために、インターンシップや保育実習に取り組む学生に密着取材しました。これから進路を考える学生の皆さんにも、いわきでのしごとや学校の魅力を知っていただき、将来のヒントを探してみてください。

■青天目(なばため)大暉(だいき)さん
福島工業高等専門学校
機械システム工学科

福島工業高等専門学校では、本科4年生と専攻科1年生を対象にインターンシップ(企業実務研修)を行っています。本ページでは、同校の機械システム工学科4年生の青天目大暉さんに密着し、5日間のインターンシップを通して得たさまざまな経験や気付き、そしてそこから見えてきた「いわき」で働くことへの魅力についてお届けします。
青天目さんのインターンシップ受け入れ先となったのは、錦町に立地する「(株)クレハいわき事業所」。勿来町に住む青天目さんにとって幼い頃から身近にあった企業でした。
111万5千平方メートルという広大な敷地を有するいわき事業所では、同社の主力生産拠点としてリチウムイオン電池の部材、自動車部品の素材、炭素製品、医薬品、家庭用ラップの原料など、さまざまな分野にわたる製品を生産し、世界へ供給しています。
青天目さんが配属されたのは、炭素製品を扱う部署でした。機械の動きや材料、動力・エネルギー、設計・製作等、同校で学んだ知識と技術を基に、ラボスケールでの実験をはじめ、製造過程や品質管理・解析の重要性など、社会人・技術者として大切なことを現場で学ぶことができたようです。
世界を舞台とするモノづくりの現場。目の当たりにした技術力の高さと開発精神、そこから生み出される社会的価値と貢献。この経験と学びが彼の今後の学校生活や未来への展望に大きなインパクトを与えました。

■「社会発展」と「環境配慮」これを両立できるエンジニアになりたい
◇心境の変化
5日間にわたって行われたインターンシップ。この経験を通した心境の変化を次のように話してくれました。
「先進技術を駆使し、地球環境に配慮することや暮らしを豊かにするという観点から社会的に重要な役割を果たし、世界的に活躍している企業がこんな身近にあったんだなということに驚きました。
インターンシップに取り組む前までは『就職』や『しごと』に対する明確な考えを持っていませんでしたが、このいわきでグローバルに活躍している社員の皆様の姿や企業理念に触れたことで、地元であるいわきで働き、企業への貢献はもちろん、いわきへ恩返しできるようなエンジニアになりたいと思うようになりました」

◇地域と未来を支えるエンジニアへ
「今回のインターンシップで得た貴重な経験を基に、社会発展に貢献できる、そして、環境にも配慮できる、そういうことを考えることができるエンジニアになりたいです。製品を製造するのも大事ですが、環境のこともよく考えて作り出さないとダメだと。そのためにも、高専での勉強も表面的な理解ではなく『なぜこうなるのか』『どうしてこういったことが起きるのか』そういうことをより深く追究できるように学習していきたいと思いました」と、明確な将来像を笑顔で語ってくれました。

◎(株)クレハいわき事業所
労政部 高井麻衣さん
株式会社クレハいわき事業所は、県内有数の生産規模を誇っています。
その一方で、製造チームは少数精鋭であり、少人数で大規模な設備を動かせることは、とてもやりがいを感じていただけると考えています。
ぜひ、地元いわきか世界へ発信できる魅力を感じていただけたらと思います。

◎福島工業高等専門学校
副校長 緑川猛彦教授
本校の卒業・修了認定方針には「広い視野から問題を分析し解決できる実践力」や「基礎的なコミュニケーション能力」を身に付ける事が示されています。
本科4年や専攻科1で行われるインターンシップは、これらの能力を身に付ける良い機会であり、良いエンジニアとなる一つのステップですので、開校以来重要な授業の一部であると考えています。

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