無形民俗文化財を新たに指定

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市教育委員会は、五月一日、新たに一件の無形民俗文化財を市指定文化財に指定しました。今回の指定により、市指定文化財は百九十七件となりました。

■勿来國魂神社の粕掴み神事及び関連行事
所在地：勿来町窪田
所有者：宗教法人國魂神社
市内では、酒造免許を持つ神社は國魂神社を残すのみとなっており、境内の御神田で収穫された米から濁酒の醸造が行われています。醸造の方法も中世にさかのぼる醸造技術を反映したもので非常に貴重なものとなっています。
また、本市のサケに関する文化を知る上で貴重な存在であり、秋の例祭では、濁酒の酒粕とサケの身を炒った「粕」をつかみ取って食べる「粕掴み」等が行われ、サケを供えるだけでなく加工する点などにおいて独特な習俗が残っていることも高い価値があります。

お問い合わせ：文化財課
【電話】22・7546