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自治体の皆さまへ

光、水、土の恵みをたくさん受けておいしいお米ができますように(1)

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福島県いわき市

■お米の今を知る
私たちの食生活に欠かせないコメ。
いわき市では、海沿いの平坦な土地から、標高の高い山間地域まで、ほぼ全ての地域でコメが栽培されており、栽培面積、生産量、出荷額ともに最も多い農作物となっています。
しかし、コメの国民1人当たりの年間消費量は、1962年の118.3kgをピークに年々減少し、2022年では約半分の50.8kgまで減少しています。
消費量の減少に加え、担い手不足や高齢化による農家人口の減少や、耕作放棄地の増加など、大きな課題を抱えています。
時代と暮らしの変化によって、気付かないうちに、少しずつ進行してきた「コメ離れ」。
改めて、コメの重要性を考えてみませんか。

◇水田にはじける笑顔
5月10日、雲一つない青空の下、田人小学校全児童による休田を利用した「田植え体験」が田人町貝泊地区で行われました。下條真輝さん(元田人地区地域おこし協力隊)や地域の方に教わりながら笑顔いっぱいで手植えに挑戦。今回植えたお米は、ブランド米「希望の一粒」として、田人中学校と連携して育てていきます。

■お米の力を知る
コメは、炭水化物をはじめ、タンパク質やビタミン類等の栄養素がふんだんに含まれており、生活習慣病の予防など、私たちの健康を支える大切な食べ物です。
また、食料自給率が低い日本において、食料安全保障の要であるとともに、農業生産の中核を担い、水源のかん養、自然環境の保全、歴史と文化の伝承など多面的な機能と役割を有しています。
「コメを食べる」ということは、私たちの食生活や健康を豊かにするだけでなく、地域や暮らしを支え、SDGs(持続可能な開発目標)へもつながっています。
そう考えると、お米を食べるという毎日の小さな行動が、大きな意味を持ってきます。「おいしい」が地域や社会にとって「いいこと」につながっていく、こうした力をお米は持っています。

《お米と一緒に考えてほしいこと》
◇食育
生涯にわたって心身ともに健康な生活を送るためにも、食育はとても重要です。
大人になってからも生涯にわたって実践し、育み続けていくもので、そうした食の知識や文化、食事作法などを次世代に伝えるという役割もあります。
核家族化やライフスタイルの多様化により、個食・孤食が増えています。家族や大切な方と食卓を囲み、コミュニケーションを取ることも食育の一つです。

◇食品ロス
大量の食品ロスが発生することにより、多額のごみ処理コストがかかるとともに、可燃ごみとして燃やすことで二酸化炭素排出量の増加や焼却灰のリサイクル処理など、環境負荷にも大きな影響を及ぼします。
私たち一人一人が、食べ物や生産者への感謝の気持ちを忘れずに「もったいない」を意識し、無駄なく大切に消費していくことが大事です。

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