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連載コラム 国際交流員の活動日誌 vol.77

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福島県伊達市

■「父親の訪日」Paternal Visits to Japan
日本人によく聞かれることがあります。「トニーは日本に住んでいるから、両親の世話はどうするの?」僕は三人兄弟なので、僕だけの負担ではないのですが、日本でできるかぎりのことをします。つまり、定期的に来日してもらい日本で親の世話をします。
父親の訪日はこれまで二度ありました。一度目は、僕が桑折町の外国語指導助手として働いていた任期最後の3カ月間でした。滞在中、父親の歓迎会や僕の送別会が何回も催され、父親はたくさんの町民に出会い、僕と町との絆を目の当たりにしました。そして一緒にアメリカに帰国する飛行機の中で、大学院で勉強した後、再び桑折町に戻る決心を理解してくれました。
二度目の訪日は、桑折町に戻った3年後でした。当時、英会話学校で働いていましたが、父親の滞在中に伊達市の国際交流員になりました。転職と新しい町への引っ越しを父親の支援で乗り切ることができました。かわりに僕が父親の健康面を管理し、滞在中の3カ月で10キロの減量に成功しました。
このように、父親が来日するタイミングで僕の仕事が終わります。三度目も例外ではなく8月に伊達市国際交流員を退任する前に訪日します。退任した後は桑折町に帰りますが、その前に、父親に少しでも伊達の生活を味わってほしいです。父親を見かけたら遠慮なく英語で会話してみてください。日本語は全く話せません!(トニー)

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