町では、弱視や斜視の早期発見のため、3歳6か月児健診で屈折検査を導入しました。きれいに光る画面を3秒程度見るだけで測定が終わり、負担なく簡単に検査できます。ご家庭での視力検査と併せて実施していきます。
■子どもの目の健康について
子どもは目が見えにくいことに気づきません。
子どもの50人に1人は弱視といわれています。目の機能は3歳頃までに急速に発達し、6~8歳頃までにほぼ完成します。目がほとんど見えない状態から徐々に見えるようになっていくため、子どもは見え方の悪さや目の異常を大人に上手に伝えることができません。テレビを近くで見る、目をこするなど、普段の生活の中で気になる様子が見られたら、医療機関を受診しましょう。
1か月…生後1か月はほとんど見えません。
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1歳…1歳で約0.2に、2歳で約0.4に視力が発達します。
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3歳…3歳頃までに、視力は急速に発達します
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6歳…6歳では1.0~1.2になります
■長時間のデジタル機器使用にご注意ください
子どもにスマートフォンなどのデジタル機器を長時間見せると、視力の成長する大切な時期に(1)近視の進行、(2)ドライアイ、(3)斜視の発症や悪化が見られることがあります。子どもは疲れを自覚することが少ないため、視聴時間をコントロールすることができず、長時間の視聴になりがちです。また、子どもは手が短いため、大人に比べて極端に短い距離で視聴していることになります。
WHOが提示したガイドラインでは、2歳未満ではデジタルデバイスの視聴をさせないこと、2~4歳では1時間を超えないことを推奨しています。この機会に、スマートフォンなどのデジタル機器の使用について家族で話し合ってみましょう。
問い合わせ:生活課 福祉健康班 健康増進係
【電話】93-6169
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