コラムお元気ですか

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■目の健康を考えよう
市保健師　大堀みわ
毎年10月10日は「目の愛護デー」です。目は外からの情報を毎日伝えてくれる大切な器官です。近年、小さなお子さんから高齢の皆さんまで、スマートフォンやパソコンなどの情報機器を長時間使用するようになりました。知らないうちに目にかかる負担が大きくなり、目の健康への影響が懸念されます。最低でも1年に1回は、目の健康について確認することが大切です。
大人の皆さんで、次のような目の機能の低下(アイフレイル)を感じている人はいませんか。具体的には次のような症状です。
・目が疲れやすくなった
・夕方になると見えにくくなるときがある
・新聞や本を長時間読むのがつらくなった
・食事のときにテーブルを汚すことがある
・眼鏡を掛けていてもよく見えないと感じる
・まぶしく感じやすい
・まばたきをしないとはっきり見えないことがある
・まっすぐの線が波打って見えることがある
・段差や階段などで危ないと感じたことがある
・信号や道路標識を見落としたことがある
これらに2つ以上当てはまる人は、眼科でご相談ください。
また、子どもの目の機能は3歳ごろまでに急速に発達し、6歳から8歳ごろまでに生涯視力が決まります。3歳6か月児健診では、目の成長が順調か視覚検査を行い、学校健診でも目の異常の有無を確認します。健診結果が要精密検査となった場合は、必ず眼科を受診するようにしましょう。
目の健康を守るため、スマートフォンやパソコンを使用したり、読書をしたりするときは、1時間に10分程度、目を休ませましょう。まばたきをゆっくり繰り返すなど、目のストレッチをするのも効果的ですね。この機会に目の健康について考えてみませんか。