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自治体の皆さまへ

帰りたいまちがある。住む場所になる。Life in Aizu-Wakamatsu(2)

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福島県会津若松市

■Interview アスパラ農家 小川卓(たく)さん(31歳)
会津若松市生まれ。市内の高校を卒業後、福島市の重電メーカーに就職。2021年に両親の住む北会津町に家族で移住して就農する。現在は福島市の会社へ勤務しながら、会社勤めと農業を両立している。

▽Uターン×農業
会津若松市で就農を考える人へ―
農業は土壌に左右されるので、栽培する作物を決める際は、周辺の農家さんを参考にするといいですよ。

▽Voice1 残したいものを守り、増えたのは家族との時間
今年で就農3年目を迎える小川卓さんは、高齢の祖父の農地を残したいという思いから、2021年に本市へ戻り、農業を始めました。「会社での仕事も好きだったので、今も仕事は続けたままです。農業は未経験でしたが、まわりの農家の人がいろいろ教えてくれるのでありがたいです」と話す小川さん。「アスパラは栽培方法によって品質も収穫量も変わりますし、長い目で見れば収益の安定も見込めます。やりがいがありますよ」と、農業の面白さを教えてくれました。
2児の父でもある小川さんは「会津若松市は交通の便や遊び場の数など、不便さを感じることもありますが、自然の豊かさと住む人のやさしさが子育てに向いている」と話します。「農業を始めてから土日の休みは少なくなりましたけど、家族と過ごす時間は増えましたね」と笑顔を見せる小川さん。「会津若松は歴史を感じられる場所も多いし、お酒や料理もおいしいですよ」と、このまちの魅力を教えてくれました。

◆会津若松市で農業を始めませんか?
未来ファーマースタート支援事業
本市に移住して農業を始めようとする人に、下記の支援を行います。
(1)農業研修支援事業
(2)移住就農者支援事業
(3)家賃支援事業

問合せ:農政課
【電話】23-9973

■Interview Dining Bar Ortensia(ダイニングバーオルテンシア)(行仁町) (兄)佐瀬健(けん)さん(33歳)・(妹)佐瀬美和さん(29歳)
健さん)会津若松市生まれ。東京の大学に在学中から飲食店勤務の経験があり、卒業後も飲食店に就職。2019年に会津若松市に戻り「ダイニングバーオルテンシア」を開店。店長とシェフを務める。
美和さん)会津若松市生まれ。東京の大学を卒業後、広告制作会社に就職。健さんとともに店を開店。以前の勤務の経験を生かして店の広報を担当する。

▽Uターン×起業
会津若松市で起業を考える人へ―
会津は車で移動する人が多いので、市内で出店を考えるなら、駐車場の確保や立地が重要です。

▽Voice2 住み慣れたまちで人に喜んでもらえる仕事を
東京で大学を卒業後、佐瀬健さんは飲食店に、佐瀬美和さんは広告制作会社に勤務しました。2019年、健さんが28歳、美和さんが24歳の時に本市へ戻り、家族で飲食店を始めました。「きっかけは『戻って飲食店を始めたら』という祖母の言葉でした。常に忙(せわ)しない東京での生活が苦手で、休みに実家に帰ると安らぎを感じていたので、地元に戻るという選択は魅力的でした。改めて考えると、東京にこだわる理由はなかった。それなら住み慣れたまちでお客様に喜んでもらえる仕事をしたいと思いました」と健さんは話します。また、美和さんは「好きな仕事とはいえ当時は本当に多忙で:。転職を考えていたときに兄が戻って飲食店を始めると聞いて、一緒にやりたいと思ったんです」と話します。
離れたからこそ故郷の魅力に気づいたという健さんと美和さん。「会津は食材も料理もおいしいです」と話します。また、「何度も来たくなる店」を目指しているという二人。「お客様にいつも楽しんでもらえるよう、新メニューの開発に取り組んでいます」「SNSでの宣伝に力を入れています」と、それぞれ仕事にやりがいを感じています。このまちの暮らしのおすすめを聞くと「スキー場が近くて良いですね。冬はスノーボードが楽しみです」と笑顔で教えてくれました。

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